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意地悪な彼 ページ2

千冬との出会いは高校。
クラスが一緒で、仲良くなるのに時間はかからなかった。


___恋に落ちるのも。


彼と仲の良かった……あぁそう!タケミチくんは元気にしてるかな。




「卵もーらいっ」
「あ!楽しみにとっといたのに!」




油断も隙もあったもんじゃない!




「ボケッとしてっからだよ」
「タケミチくん恨む」
「は!?」




口をパンパンに膨らませながら
睨むように私を見た。え、なに!



『Aちゃんは千冬が好きなの?』
『なななな!なに急に!』
『あはは!やっぱり!』
『何!私何も言ってないよ!!』
『お似合いだよ、二人』



なんて言われたら、誰だって調子に乗るよね?
だって、想い人の親友の言葉だよ?



も、もしかして、千冬も私の事好きなの!?って。



その後すぐ、千冬に彼女が出来て、
一人、“ズコーッ!”ってなったのは、言うまでもない。




「何で急にタケミっち?」
「今その名前出さないで!イライラしてきた!」
「いや、Aから出したんじゃん!」




ずずずーっとラーメンをすすっていると
隣で私の袖をクイクイしてくる、卵泥棒。




「ねぇ、何?タケミっちがどうしたんだよ」
「ずずずーっ」
「おいって!」




「無視すんな!」って、どんぶりを自分の方に寄せやがった!




「私のラーメン!」
「タケミっちが何?」
「元気にしてる?」
「先週会ったかな?元気だった」
「そ」
「ヒナちゃんと仲良くやってるよ」
「二人はずっとラブラブだね」
「そ!だからお前の入る隙はないよ」
「は!?」




戻ってきたラーメンに目もくれず
つーんとしている千冬を見つめた。




「私別にタケミチくん狙ってませんけど」
「あっそ」
「千冬こそ、ヒナちゃん狙っても意味ないからね!」
「はあ!?」




つーん。
むかつく。


こっちは高校からずっと千冬一筋なのに。ケッ!




「さ、お腹も満たされたし帰ろうかね」
「おい!俺、相棒の彼女狙ってねぇかんな!」
「あっそ、ごちそうさまでした」
「え、ちょっと待てって!ごちそうさまでしたー」




店主にペコッとして歩き出せば
千冬も慌てて立ち上がる。




「なんか怒ってんのか?」
「べつにー」
「可愛くねー!」
「どうせ可愛くないですぅ!じゃあね」




帰ったらヤケ酒だー!って家路に向かえば
肩をトンッとわざとぶつけて、千冬が隣に。




「送る」
「可愛くないから大丈夫ですぅ」
「バーカ!Aが誰も襲わねぇように見張んだよ!」




ムカツク!!

狡い優しさ→←疲れた時は



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mitsu_bsd(プロフ) - 最高です涙腺崩壊しましたㅜ ㅜ最後まで書いてくださり有難う御座います🙏🏻 (2025年1月29日 14時) (レス) @page48 id: 370f06ea8e (このIDを非表示/違反報告)
みい - 面白かったです! (2024年5月1日 14時) (レス) @page50 id: 957bb83be5 (このIDを非表示/違反報告)
えりちゃん - はじめまして!千冬の小説の中でいちばん大好きです♡︎ʾʾ (2023年6月5日 9時) (レス) @page50 id: 84c92b84c7 (このIDを非表示/違反報告)
いぬ? - ずっと泣いてました。涙腺しにました。千冬くんのこともっと好きになりました。 (2022年11月5日 12時) (レス) @page50 id: dc4cbab92b (このIDを非表示/違反報告)
華ノ子(プロフ) - 泣きました〜‪( ;ᯅ; )‬matsuriさんの作品本当に好きです… (2022年7月29日 2時) (レス) @page50 id: 71c3cf5627 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:matsuri | 作成日時:2022年5月23日 18時

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