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感情の変化 ページ11

息を切らしながらも何とか辿り着いたカフェの席の一角に彼女は俯いて座って居た。
ゆっくりと歩いて行き、フョードルは彼女に声をかける。
「遅れて、済みません...」
息が乱れて居るせいで言葉が途切れてしまったが、彼に取ってはどうでも良かった。
唐突に彼女は、質問をした。
「私のこと、嫌いですか.......?」
一瞬目を見開いたフョードルだが、目を細めて微笑んだ。
「そんなことはありません。」
淀みの無い言葉でそう告げた彼に、彼女はホッと胸を撫で下ろした。
「安心しました、てっきり嫌われたのかと...」
「嫌う理由など、ありませんよ。寧ろ…...」
彼はハッとして、口を噤んだ。
「寧ろ…何ですか?」
彼女の問いに彼は少し顔を逸らし、"別の機会に云いますね"と告げた。顔を逸らした彼の耳はほんのり赤みを帯びて居た。

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猫袮(プロフ) - 朱鷺の砂さん» ありがとうございます! (2018年9月16日 10時) (レス) id: ee976ad875 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - すごく面白いです!続きが気になります!更新頑張ってください…応援してます!! (2018年9月8日 21時) (レス) id: c2940fbcc7 (このIDを非表示/違反報告)
猫袮(プロフ) - Tsuki☆さん» マジすか、有難う御座います(´;ω;`) (2018年8月29日 17時) (レス) id: ee976ad875 (このIDを非表示/違反報告)
Tsuki☆(プロフ) - ひぇぇ、ゴードス可愛い有難うございます(´;ω;`) (2018年8月29日 16時) (レス) id: 36c9c3900e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫袮 | 作成日時:2018年7月17日 21時

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