自然天然森ガール？～不死鳥の騎士団(前編)～ (ページ46)

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46話ページ46

ダンブルドアに不信感を抱き、今度は彼を疑うべきなのか悩み、自分の行動に自信を失いつつあった

そんな時、事件は起きた

私はいつも肝心な時に役に立たない

アンブリッジにチョウ・チャンがハリーの集会のことを話してしまったらしい

それを聞いてからは早かった

丁度今日は集会の日だったらしく、すぐさま親衛隊は収拾をかけられあの謎の部屋のある階に訪れていた

顔色の悪い私をドラコは心配してくれていたけれど、彼が捕まえていたチョウ・チャンを見ると手を出してしまいそうで自身を落ち着けるのに必死だった

アンブリッジの前で問題行動をするのは良くないし、仮にもハリーたちの仲間だったのだから傷つける必要もない

でも、この人のせいで皆が危険に…

＿＿＿＿いや、真実薬を使われたのは明らかだ、落ち着かないと

扉が現れる壁の前まできた

ここまできたらアンブリッジを止めるよりも処罰を軽くする方法を考えるべきだろうか

兎に角みんなに怪我がないように…

『先生、私が開けます＿』

アン「いいえ、わたくしが片付けてあげます」

『ですが＿』

アン「ボンバーダ・マキシマ」

アンブリッジの極端に短いその杖から呪文が放たれ、壁が勢いよく破壊された

それと同時にハリーの声が聞こえた…まさか、怪我したんじゃ…

慌てて部屋の中を覗き込む

アン「捕まえて」

他の親衛隊の人がハリーを捕らえた

そしてそのままアンブリッジがハリーを引っ張って校長室へとずかずかと歩いていく

ハリーに怪我はなさそうだから、まだ良かった…

ロン「まさか君がここまでするなんてな」

ハー「A、貴女本当にあの人の味方なの…？」

通りすがりに皆に冷たい目で見られる

どうということはない

『誰の味方でもないわ。ただ、あの人のそばにいれば私の望みを叶えやすいと判断しただけ。全部自分の利益のためよ』

今のところあまりうまくはいっていないけれど…結局ただ見つかるのを遅らせることしかできなかった

アンブリッジは皆にどんな処罰を言い渡す気だろうか

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

次の日

また教育令とやらが出された

「アルバス・ダンブルドアに代わり、ドローレス・アンブリッジをホグワーツ校長とする」

一夜にして事態が大きく変わった

ダンブルドアが、ホグワーツから消えた…

ハリーのホグワーツでの安全を保証してくれる人がいなくなってしまった