自然天然森ガール？～不死鳥の騎士団(前編)～ (ページ34)

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34話ページ34

アンブリッジを追い出す前に何か利用価値は無いかと考える

使えるものは使わないと損だもの

そんな時アンブリッジがまた新たに報せを出した

尋問を全て終えると、アンブリッジは再び報せを出した

「尋問官親衛隊に加入すれば特別に点を与えます。希望者は高等尋問官まで」

スリザリンの生徒はこれに嬉々として加入を申し込もうとしていた

アンブリッジの部下なんかに喜んでなるなんて変わり者だなあ…

と傍観していたけど、改めて考えてみると、これは利用すべきかもしれない

そうと決まれば早速アンブリッジの元へ行こう

アンブリッジの部屋には既に数人の生徒がいた

私もその集団に混ざる

ドラ「A、何で君が？親衛隊に入るのか？」

やっぱりドラコはいると思った

親衛隊に入ったら何かと権力を得られるだろうし…

『点貰えば寮の皆も喜ぶかなって思って。それにほら、私ハリーに嫌われたみたいだし、私が何しようが誰も構わないでしょうから』

ドラ「本気か？僕は君がアイツらと離れるって言うなら嬉しいが…君が悲しむのはごめんだぞ。そんなのは見たくない」

確かにそんな顔は見せられない

『大丈夫だよ、私、あまり感情が表に出るタイプじゃないから、そんな姿誰にも見せない』

ドラ「そう言う意味じゃ＿」

ドラコが何か言いかけたところでアンブリッジが親衛隊のバッジをつけにやってきて、話は中断された

アン「あら？驚きましたわ…Ms.フローレスが親衛隊に加入するのを望んでくださるなんて。普段の貴女の態度から、わたくし、嫌われているかと思ってましたの」

なんて言おうかな

頭を使って上手く立ち回るのは苦手だ

考え込んでいると、隣から、背に隠すようにして後ろで手を握られた

ドラ「先生、彼女が先生にどんな態度かは存じ上げませんが、他意は無いかと。少し抜けているところはありますが、五感が鋭いのできっとお役に立つかと思います」

アン「あら、勿論、わたくしはMs.フローレスを歓迎いたしますわ、ふふっ」

なんて返そうか悩んでいる間にドラコのおかげで上手く切り抜け、気付いたら胸には親衛隊のバッジが飾られていた

『ありがとう、ドラコ』

ドラ「はあ…君一体何をしたんだ？」

『魔法省は生徒に真実薬を飲ませるのを容認しているのか聞いたり？』

そう言うと再び盛大なため息を吐かれてしまった

でもこれで見回りも把握し対処できるかもしれない

頑張らないと