自然天然森ガール？～不死鳥の騎士団(前編)～ (ページ20)

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20話ページ20

朝起きてご飯を食べ終えると、早速授業が始まる

今年の闇の魔術に対する防衛術の授業は今までとだいぶ違っていた

クィレル先生の授業がまだ一番近いかな…そういえば彼は元気にしてるだろうか、あまり興味はないけれど

アンブリッジ先生は最初に皆に教科書を配った

アン「さて、皆さん、この学科のこれまでの授業はかなり乱れてバラバラでしたね。しかしご安心なさい。これからは慎重に構築された魔法省指導要領どおりの防衛術を学んでまいります」

その時、ハーマイオニーが手を挙げた

アン「何かしら、Ms…？」

ハー「ハーマイオニー・グレンジャーです。これ、呪文を使う事が書いてありません」

アン「呪文を使う？このクラスで防衛呪文を使う状況は起こりません。あなた方は防衛呪文を安全で危険のない方法で学ぶのです」

ハリ「そんなの、なんの役に立つ？もし僕達が襲われるとしたらそんな方法…」

アン「挙手、Mr.ポッター！」

ハリーが言われた通りに手を挙げたというのに先生はその手を無視した

私は別にこの先生がやりたい授業をすればいいとは思う、それに関しては興味ない

教科書をパラパラと読みながら先生の言葉に耳を傾ける

アン「この学校のやり方を批判したくはありませんが…しかし、あなた方はこれまでたいへん無責任な魔法使い達にさらされてきました。非常に危険な半獣もいました」

しかし、その言葉を聞いた瞬間、大きな音をたてて立ち上がっていた

アン「あら、貴女は…Ms.フローレスですね？どうされました？」

甲高い声でにこにことこちらを見つめるガマガエル

私の名前は知られているらしい

『先生が理論中心の授業をしたいならそれで構わないけど…その危険な半獣って、まさか、リーマス先生じゃありませんよね？もし、私の大切な人を侮辱するようなら…貴女を許さない』

アン「ふふっ、Ms.フローレス、お座りなさい。話を続けます。」

私の問いに答えないということは私が指摘した通りの意味だったのだろう

この時点でこの人に対する私の中での評価は格段に下がった

本当なら授業なんて放って出ていきたいけれど…皆我慢してるし、私が自分勝手に出ていってはダメだろうから何とか堪えて席に座った

アン「試験に合格するためには理論的な知識で十分足りるというのが魔法省の見解です。学校というものは試験のためにあるのですから」

学校が試験のためだけにあるなんて…この人は本気で思っているのだろうか？