自然天然森ガール？～不死鳥の騎士団(前編)～ (ページ2)

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2話ページ2

久しぶりの再会に二人はにこにことしていた

けれど、僕の方はそんな風に笑っていられるような心境ではなかった

ダンブルドアが僕に何も教えるなって？

僕だけが何も知らなかった、僕だけが除け者だったんだ

ハリ「どうして君たち二人だけが何もかも知っててもいいんだ？」

ロン「何もかもじゃない！ママが僕達を会議から遠ざけてる。若すぎるからって＿」

ハリ「だからどうだって言うんだ！君達は一緒にいたんだ！僕だけが1ヶ月もダーズリーの所に釘付けだ！Aすら、手紙の1枚も寄越さなかった！」

ハー「え…っ？」

ハーマイオニーとロンがダンブルドアに逆らえずに居るのは理解できる

けど、Aは…Aなら、ダンブルドアの言葉よりも僕を優先してくれると思っていた

だっていつもそうだったじゃないか

僕に、僕達に危険が迫ればいつだって真っ先に飛び出して、危険も顧みずに側に来てくれていた

それなのに、会いに来てくれるどころか手紙すらくれないなんて

……そういえばAはどこだ？

ハリ「Aは？まさか僕が来てるのに気づいてないのか？」

ハー「そうじゃないのよハリー…でも、まさか…」

ハリ「一体何なんだ！はっきり言ったらどうだ？Aが僕に会いたくないって言ったって！」

ハー「そんな！違うわ！違うのよ…私達もAと連絡がつかないの…貴方にだけは連絡してるのかと思ってたわ…」

Aと連絡がつかない…？

ハリ「でも、だって、ロンの家に泊まりに行く予定だったじゃないか？そりゃ僕はそうなる前に襲われてここに来たわけだけど」

ロン「僕も手紙を送ったんだけど…ほら、ダンブルドアもAを呼んだ方が良いって言ってたし…でも、誰に対しても返事が届かないんだ」

ハー「一体どこで何をしてるのかしら…Aったら、ハリーの誕生日を祝うのとっても楽しみにしてたのに…」

そうだ、僕の誕生日には毎年何かしら送ってきてくれていた

直接祝えないことをいつも嘆いていたし、今年こそはって意気込んでいたというのに…

ロン「でも、ほら、Aって色んな所を転々としてるわけだし、偶々移動中とかで返事を送れないとかだと思うけどな。それに梟を持ってないだろ？あの鷲…ルークが何処か行ってて手段が無いとか…」

ハー「ええ、そうね。それに今はまず貴方の事を考えなくちゃ」

ハリ「本当にそう思うのか？Aから手紙が１通も来ないんだぞ？」

そんな事今まで無かったのに