【刀剣乱舞】笑顔の少女はブラック本丸に行くみたいです。弐

95話 ページ45

それから厨まで三日月宗近様に改めて自己紹介したり話しながら向かった。因みにこんのすけは私の足元にいます。本当は運びたかったんだけどなんせ食器を持ってるからね。

｢燭台切光忠様、いますか？遅くなってしまってすみません、食器を持ってきました。｣

と声をかけながら厨の中に入ると、燭台切光忠様とふわっとした紫色の髪が特徴的な歌仙兼定様がいた。

あっ待って歌仙兼定様、警戒心を出すのは構わないですが殺気を出すのはやめて頂けませんかね？怖いので！泣いちゃいますよ！…泣かないけど。

燭台切｢あぁ、そこの流しに入れて置いて。｣

｢わかりました。食器は水につけておきますね。｣

清光達が食べ終わってからちょっと時間が経ってお茶碗とかがカピカピになってきているから水につける。

燭台切｢ありがとう。早速だけど…。｣

｢はい、手入れですね。その前に軽く自己紹介をさせて頂きますね。｣

流石に名前も知らない奴に手入れされるのは気持ち的によろしくない気がする。ただでさえ人間が嫌なのに。…燭台切光忠様の時はノーカンでお願いしたい。

｢改めまして審神者名を深琴と申します。よろしくしたくないかもしれませんが名前だけでも覚えて頂ければ幸いです。｣

さて…どう手入れをしようかな？
歌仙兼定様は明らかに私に対して殺気を向けてるし…。

｢歌仙兼定様、刀を見せて頂けないでしょうか？｣

私は刀に触れるか刀剣男士に触れることでしか手入れをする事ができない。
だから触れる必要があるんだけど…まぁ大抵の方は触れさせてくれないよね。現に歌仙兼定様も凄い嫌そうな顔をしてるし…。

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