【刀剣乱舞】笑顔の少女はブラック本丸に行くみたいです。 (ページ16)

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16話ページ16

こん｢主さまが来る前に刀剣男士は全振り寝ていることが確認できていますが、万が一がある可能性もあるので急いで離れに向かいましょう！｣

そう言いこんのすけは早めに前を歩く。

｢わかりました。｣

…歩く姿でさえ可愛いのは罪だと思うの。

中を通って行くのは少し危ないと言うのでお庭から早足でこんのすけを追いかける。

こん｢ふぅ～何事もなくたどり着けましたね！｣

｢ええ、そうですね。｣

にしても…ここはとても汚れてるな。

｢ねぇこんのすけ、掃除道具ってありますか？｣

こん｢今から掃除なさるんですか？！｣

｢そうですけど。どのみち掃除をしなければ寝れませんしね。｣

こん｢掃除などしなくても主さまが霊力を流せば綺麗になりますよ！それに暗いままの掃除は危険でございます！｣

｢暗いのは慣れてるから大丈夫なのだけれど…霊力で綺麗になるものなの？｣

こん｢はい！綺麗にしたい所を想像しながら霊力を流せば出来ます！｣

ふむ、霊力って便利なんだね。

｢じゃあ少しやってみるか｣ﾎﾞｿ

私はしゃがみ両手を床に付けると離れが綺麗になる想像をしながら霊力を流してみる。

…あれ、霊力ってどうやって流すんだ？
と、とりあえず体の中にある霊力的なものを手から出すイメージでやろう！

しばらく霊力的なのを流していたらこんのすけが声をかけてきた。

こん｢主さま！流石です！もう離れが綺麗になりましたー！｣

手を離しこんのすけを見るとキラキラした目で私を見ていた。

…はぁぁこんのすけが可愛くてモフりたくなる。

｢本当に綺麗になりましたね。｣

そう言いながら軽く辺りを見る。

…なんか、綺麗にはなったけど空気と雰囲気が冷たくなった感じがするな。