零れる気持ち ページ35
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◉ Ryo.H
「 涼ちゃーんっ 」
橋本「 んー？」
「 なんで構ってくれないのー 」
“せっかく久しぶりにお家来たのに”
なんてふてくされ気味なつーちゃん
橋本「 構うって具体的に？」
「 んとね、ぎゅってして！
いつも頑張ってるねお疲れ様って言って！」
橋本「 なにそれ(笑)」
ぶつくさ言いつつも、言われた通りにやってみれば
嬉しそうにぎゅっと抱き返されて
「 涼大好き 」
橋本「 本当に？」
「 うん、なんで疑うの 」
橋本「 だってつーちゃん瑞稀に一途すぎるから 」
「 え？」
橋本「 気づかないわけないよ。
……俺だってずっと好きだったんだもん 」
突然のカミングアウトに動揺が隠しきれないのか
ぱちくりと何度も瞬きをする
「 涼、？」
橋本「 つーちゃんに好かれたい一心で、
昔よりずっとかっこよくなったつもりだし、
まだ足りないっていうならもっともっと努力する。
……瑞稀にあって、俺に足りなものってなに、？」
「 えっと…、」
橋本「 っごめん、ちょっと頭冷やしてくる 」
財布を片手に彼女を部屋に残して、
トボトボとコンビニに向かう
なんであんなこと言っちゃったんだろ。
絶対にいまつーちゃん困ってるよな…、
関係を壊したくなくて気持ちを我慢して、
瑞稀を好きなことも
薄々気づいてたから余計に言えなくなってた。
何が かっこよくなったつもり だよ。
こんな弱々しい男、嫌に決まってる。
帰ったらすぐ謝るって決めて
コンビニで2人分のアイスを買って
急いで家に帰った
橋本「 つーちゃんごめっ、」
「 涼ごめんなさいっ、大好きだよ 」
橋本「 へ、」
部屋に駆け込んできた俺に
ぎゅっと抱きついてくるつーちゃん
肩が少し震えてるからそっと顔を覗き込めば目を真っ赤にして唇を噛み締めながら泣くのを堪えてて
橋本「 なんでつーちゃん泣いてっ、」
「 だって、嫌われちゃったのかと、」
橋本「 本当バカ……嫌いになるわけ、ない 」
「 、涼は優しすぎるから…… 」
橋本「 何年好きだと思ってんの。
そんな簡単に嫌いになれるなら苦労してない 」
「 っ〜、ごめ、」
橋本「 違う、謝るのは俺の方だから。ごめん 」
「 え、？」
橋本「 本当は言うつもりなかったんだ。
ムキになってつい口走ってちょっと後悔してる。
だから、できるなら忘れてほしい 」
「 わかった…、」
橋本「 じゃあこれ食べよ？」
「 うん、！」
だからずっと笑っててよ。
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美紀 - 瑞稀君と優斗君寄りのオール担当です最高です (2019年7月20日 10時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
まむん(プロフ) - Boom FIREのパスワードはどこで公開されてますか？ (2018年7月22日 4時) (レス) id: cad006097d (このIDを非表示/違反報告)
Miyu(プロフ) - つゆちゃんと瑞稀がほんとの気持ちをお互いに言い合うところ好きです！番外編？的なのみたいです！次の作品も楽しみにしてます！ (2018年5月26日 1時) (レス) id: 5858095a17 (このIDを非表示/違反報告)
門下生(プロフ) - つゆちゃんじゃなくなっちゃうんですね（ ; ; ）（ ; ; ）つゆちゃん大好きです！次の作品も楽しみにしています！ (2018年5月21日 0時) (レス) id: 9ad437b21c (このIDを非表示/違反報告)
せーらん。 - 瑞稀といちゃいちゃしてるのみたいです！ (2018年5月13日 21時) (レス) id: 72106770ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李苺
| 作成日時：2018年4月5日 20時
