2:自己紹介 ページ9
自己紹介…確かにそれは助かる。だが、この人数だ。すぐには覚えられないだろうな……名前間違えたりしたら、やばいよね…が、頑張ろう…
赤マフラーさんに感謝の気持ちを感じながらも、そんな恐怖から静かに手を握りしめ、意気込んでいた。
私が人知れず更なる覚悟を決めていると、ふと1人の男性が手を挙げて近寄ってきた。
「それなら、まずは僕からいかせてもらいますわ。僕、鬱って言います。皆からは鬱先生とか大先生とか呼ばれてるんやけど、鬱でも何でも好きに呼んでもらって構わないんで」
皺のある、少しくたびれたような紺色のスーツを着ているその男性は、ヘラッと笑って「よろしくね」と言った。何故だろうか…丁寧で、優しそう。良いイメージが抱けるのに、どこか裏がありそうというか、なんというか……不思議な人だ。
「おい、大先生。種族も言えや」
「あー……分かってる。僕は…まぁ、悪魔の一種て所。ほら、これ羽と尻尾な」
赤マフラーさんに急かされると、鬱と名乗った彼はパチンと指を鳴らした。すると、彼の背中からは蝙蝠のような羽が、尾骶骨辺りと思われる所からは先端がまるでスペードマークのように見える尻尾が生えてきた。それは、悪魔と言われれば誰もがすぐに想像するであろう羽と尻尾だった。
『っ、やっぱり、本当なんですね……』
「せやで。…驚かせてしもうて、ごめんなぁ」
少し唖然としてしまったが、なんとか言葉を紡ぐと、鬱さんはすぐに羽と尻尾をしまって申し訳なさそうに苦笑した。
私は 大丈夫です と応えようとしたのだが、それは叶わなかった。
「はぁ？何濁しとんのや。大先生の種族は悪魔は悪魔でもイン」
「口を閉じろコネシマァァ！！」
1人の男性が何か言おうとすると、すぐさま鬱さんはその男性の口元を両手で覆い、また私の方に向き直ってから 気にしなくてええで と優しく笑って言ってくれたのだが…その笑顔は少し引き攣っているように見えた。一体何があるというのか……
「くっ、ちょ、離せや大先生！」
「てめ、おいっシッマ！女の子に何言おうとしてんだ！！」
等と騒ぎ始めたかと思えば、鬱さんがその男性の背を私の方に押してきて…
「ほれ！俺のことはもう良いから、お前もやれ！」
と言った。先程までと一人称や雰囲気が違うことが少し気になったが、そのまま次の自己紹介が始まった為一旦考えるのはやめにして、再び耳を傾けることにした。
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ユドーフ(プロフ) - あんりさん» ひぇぇぇありがとうございます！！嬉しいです！！絵柄コロコロ変わる人間なので、今はまた違った感じなのですが、そう言っていただけると嬉しいです！！(イラストは基本、Twitterの方であげたりしています！) (2019年12月23日 21時) (
レス) id: 92bd9f5310 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - いやぁ神作品ですねぇ！！！イラストもどストライクの絵柄でした！！！ (2019年12月23日 19時) (レス) id: 4620368618 (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - うんちっちさん» 神だなんて畏れ多い...！ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年12月17日 20時) (レス) id: 839dbecfab (このIDを非表示/違反報告)
うんちっち - いやはや...神ですねぇヤバいですねぇ〜更新頑張ってくださいね！ (2019年12月17日 18時) (レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルーンさん» ルーンさん！またコメント...ありがとうございます！嬉しすぎます！！今ちょっとリアルが多忙なので、もう少ししたら更新出来ると思います！頑張ります！！(えっ、えっ、ぽこにゃ んさん知ってます！！好きです！！！え、嬉しい！ありがとうございます！(煩い) ) (2019年12月5日 0時) (レス) id: 743532c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユドーフ | 作成日時：2019年9月22日 2時
