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正直、めちゃくちゃ可愛い。
丸顔たちが触りまくってた耳としっぽ
俺だって触りてぇ。
なんだあの『にゃんにゃん』って。
可愛すぎんだろクソが。
食べ終わった俺らにシフト終わったらしい持田が合流
持田が来た途端写真だけ撮って丸顔と黒目は
誰だかに会いに行くと言って
切島を連れて走っていった。
「えっと…私たちはどうすれば？」
「一緒に回るぞ」
「うん！」
嬉しそうな持田に着いて行ってたら
小さすぎて見失いそうになった。
「勝己くん、ちょっと疲れた」
「じゃあ、避けるか」
人が少ない所へ向かう途中
触りたくて仕方無かったしっぽを掴んだ
「ひゃあっ！」
「あ、痛かったか？」
「ううん、だいじょうぶ…」
しっぽがあるって感覚はよく分からねぇ。
強く触んなきゃいいだろ。
「…んっ」
「大丈夫か？」
「な、なんでもない」
耳がぴくぴくしてるのがおもしれぇから
いじめることにした。
嫌って言わねー限り平気だろ。
今日が本当に文化祭なのかと思うくらい
誰もいない廊下。
1番端っこの階段まで着いた時
「ぁ…っ、も…むり」
ふらっと傾いた持田を
抱えるようにして受け止めた。
「どうした」
俺のTシャツをキツいほど掴んで
真っ赤な顔ではぁはぁ苦しそうにしてる。
「なん、かしっぽ…」
「触んのダメだったか？」
「…やじゃないけどなんか、変な感じするから…」
触るのだめかも。と小さく呟いた持田に
こいつしっぽで…
変な考えが浮かびそうになって慌てて消した。
「悪い」
「ううん、このしっぽ気持ちいいよね。分かる」
「触り心地は良かった」
「お茶子ちゃんとか自分で触るのは平気なのになんで勝己くんだけ…」
「知らねー」
あぐらをかいたうえに、持田を乗せた。
少しまだ苦しそうに息を吐く持田に申し訳なくなった
「立てるか？」
「腰に力はいんない…」
「しばらくこのまんまでいるか」
「恥ずかしい…」
俯いた持田をいじめたくなって
しっぽを1回撫でた。
「だっから、勝己くん！！」
「わりぃ」
「いじわる！」
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作者名：なつなつき | 作成日時：2019年10月28日 15時
