４７話 ページ7
ーーーー…
あの後私はなんとか邪念を頭から追い払い、そのまま布団に潜り込み眠りに落ちた。
けど、眠りが浅かったのか夜中にふと目が覚めてしまった。
お風呂に入ってないまま寝てしまったということに気がついて急いでお風呂に入り、その後リビングに行ってみると、リビングの方から明かりが漏れていた。
消し忘れかな…と思って静かにテーブルに近づくと、テーブルの近くにはあの男、爆豪勝己の姿が。
勝己は私に背を向けて立ってたから、このまま静かに引き返せばバレないかな…と思いそろ〜っと忍び足で引き返したのに、私の微かな足音に気づいたのか、後から｢おい｣と声をかけられた。
なんでバレた？耳よすぎじゃない？？
｢…｣
｢…なんで起きてんだよ、寝ろ。｣
｢目が覚めただけだよ…あとお風呂入っただけ。｣
｢は？熱が悪化したらどうすんだふざけんな。｣
｢えっ｣
お風呂に入った、と素直に報告すると、ずんずんこちらに近づいてくる勝己。うわ、こりゃまた怒られるな…と思っていると、勝己は私の肩にかけていたタオルをもぎ取り、わしゃわしゃと私の頭を拭き始めた。
な、なんだこの状況…
私は寝る前の勝己の行動……あの、き、キスのこともあり、この距離感に緊張してたけど勝己はどうやら微塵も緊張なんてしてないらしい。そりゃそうだよね、勝己が何かに緊張するわけないし…
｢…あ、あの、勝己。｣
｢…｣
｢自分で…できるよ。｣
｢だからなんだ。｣
｢…ナンデモナイデス。｣
高圧的な返事が返ってきたため、もう何も言わないことにした。だからなんだ、とか言われたらそりゃあ何も言う気なくなるよ。
その後ある程度タオルで私の髪を拭いてくれた勝己は、｢お前どうせ放置するだろ｣とかなんとか言って、結果ドライヤーまでしてくれた。なんでかわかんないけど髪がサラサラだ。
魔法…？魔法使いか何かですかね…？勝己くんはドライヤーの使い方も上手いんですかね…？
自分の髪を眺めながら、なんでこんなにサラサラなんだろう…と呟いていると、突如視界がぐわりと動き、浮遊感を感じた。嫌な予感がするぞ…嫌な予感がするぞ私は！！
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名取(プロフ) - コナさん» コナさんさえよければ覗きに行ってみてください、私なりの解釈になってしまうとは思うんですが、楽しんでもらえるように上鳴くんのお話更新頑張りますね……！！ (2018年12月1日 0時) (
レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» コナさんありがとうございます、そしてとても長い2ヶ月間お待たせして本当にすみません、リクエストくださった上鳴電気くんの小説スタートしました。1日5話更新は難しいのですが今後はコツコツ更新させてもらいます。 (2018年12月1日 0時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
コナ(プロフ) - 名取さん完結おめでとうございます！とても素敵なラストでした。爆豪くんの解釈が一致していたので違和感なく読むことが出来ました。素敵な小説をありがとうございました。 (2018年10月4日 17時) (レス) id: e552838be7 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» コメントありがとうございます、恐縮です…私には勿体無いんじゃないかと思えるような言葉をくれて…ありがとうございます、とても嬉しいです。新作の準備と今作の更新、これからも頑張らせていただきますね…！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます、爆豪くんの作品は書いてて不安な点も幾つかあったので、そう言っていただけて安心しました。応援してくれてありがとうございます、励みになります。これからも更新頑張らせていただきますね…！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年6月25日 12時
