６話 ページ7
ーーーー…
｢A、帰るぞ。｣
｢…｣
そして放課後、昨日と同じように同じセリフを言ってきた。
言ってきたのはもちろんこの男、爆豪勝己。
本日何回目ですか、数えるのも億劫な程に今日は私の目の前に現れますね爆豪勝己くん。謎ですね。もはやこの謎迷宮入りするんじゃないかなって私思い始めたんですけど…
｢無視してんじゃねぇコラ。｣
｢無視なんてそんな…して無いですよ…はは…｣
なんて冗談はそれぐらいにして、私は怯えの声を漏らしながらも全力で手を動かす。
｢またノートかよお前。｣
｢今日の授業は今日のうちに、覚えてる限りのことをメモしておきたいんです。そしてテストに活かしたいんです。｣
｢おいコラテメェ…｣
…勝己の口調が変わった、名前呼び→お前→テメェになった。｢テメェ｣に昇格してしまった、まずい。
テメェ、クソ、又はグズと呼ばれた時は大体キレてる時だ、なんでキレた？いや待って本当何に怒った？
怒った原因も分からず一旦書き進めていた手を止めて、ゆっくり勝己を見上げ聞いてみた。
｢な、何でしょうか爆豪くん。｣
｢何名字で呼んでんだ名前で呼べ！！さっきからその鬱陶しい敬語もヤメロ死にてぇのか！！｣
｢ワァッ！？ゴメン！ナサイ！！勝己って呼ぶからねうん！！｣
ドゴォンッッ！！と目の前で個性を発動され、綺麗な赤色の火花が散った。それに死ぬ程驚き仰け反りながら謝罪をする。綺麗とか言ってる場合じゃないぞ…私の顔面燃やす気…！？嫌がらせなだけあって容赦ないな！？
しかもそんなことで怒ってんの！！？わ、わけわからん…
あれはちょっとふざけて言っただけだったんだけど…それが伝わってないだけ？勝己の沸点はやっぱりわかんないや…
｢貸せ。｣
｢え。｣
｢お前遅すぎんだよさっさと終わらせて帰るぞ。｣
｢………｣
｢さっさと手ェ動かせ何休んでんだ？あ"？｣
｢あ、ごめん……やります…｣
私の持ってたシャープペンと数学のノートを強奪すると、スラスラとノートに今日の授業の細かい内容を一から十まで書いていく勝己。
…え、勝己が手伝ってくれ…て…る……………は？？
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レルル - あ、すんません196って2乗でした死んできます (2018年7月31日 8時) (
レス) id: dcaaa97ec7 (このIDを非表示/違反報告)
レルル - 4の4乗は196ですよ〜。 (2018年7月31日 7時) (レス) id: dcaaa97ec7 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - ニッシー(=´∀｀)さん» コメントありがとうございます、楽しんでいただけて私も嬉しい限りです、今後も楽しんでもらえるように更新頑張らせていただきます…！ (2018年6月25日 17時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
ニッシー(=´∀｀) - 楽しい！ (2018年6月22日 21時) (レス) id: e4fd1957c8 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» 迷惑だなんて、そんなわけないです。私の書く作品を好きだと言ってくれて、その上リクエストをくれるなんて、全てのお言葉が嬉しかったです。応援もありがとうございます、コナさんの、そのお言葉一つ一つが励みになってます、今後も頑張らせていただきます…！ (2018年6月17日 0時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年6月12日 10時
