１８話 ページ19
ーーーー…
授業内容のメモが終わった後、日の沈みかけた頃に私は勝己と一緒に帰り道をのんびり歩いていた。
相変わらず、手を繋いで。
なんで手を繋ぐのか試しに聞いてみると、
"じゃあお前はなんで毎日メシを食べるのか25字以上30字未満で答えてみろ。言えたら俺だって答えてやるよ。"
という訳が分からないことを言われた為、もう何も言わずに手を繋いだ。もう二度と理由なんて聞かない、あんな問題答えられるわけが無い。
勝己にとっては手を繋ぐこととご飯を食べることは同じ価値ってこと？それともただの嫌がらせ？
相変わらず分からないことは確かだけどさぁ…
｢2の2乗は？｣
｢4。｣
｢…4の4乗は？｣
｢256。｣
歩いている間何を話そうかなー…と考えていた時、ふと、勝己の頭の良さが気になったため、数学の基礎的な問題のようなものをふっかけてみた。
するとさらりと答えていく勝己。
｢エッ……じゃあ9の9乗は…？｣
｢387,420,489。｣
｢なんで分かるわけ！？怖いよ勝己！？｣
｢るっせーなお前が聞いてきたんだろうが！！｣
確かに聞いたのは私だけど、そんなに桁数の多い暗算が勝己は出来るのかとか考えたら流石に怖くなるよ！何3億って！！勝己の脳内には電卓が取り込まれてるのだろうか…って、んなわけないよね。アハハ。
…しょうもないことを話していると、ふと、私と勝己の距離感が気になった。
｢…勝己、ぶつかったりしても怒んないでよ？｣
｢そんくらいで誰が怒るかよボケ。｣
｢…｣
今朝のように手を繋いでいて、その上距離は肩が触れそうな程近い。
今まで勝己と散々一緒に登校してたけど、いっつも人1人分以上の距離があったから、この距離感がどうも慣れない。時折ポンっと肩が触れたりしたけど、勝己はほんとに怒らなかった。
明日雷雨になるんじゃないの…いや、寧ろ雪？槍が降る？
｢…じゃーね、勝己。｣
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レルル - あ、すんません196って2乗でした死んできます (2018年7月31日 8時) (
レス) id: dcaaa97ec7 (このIDを非表示/違反報告)
レルル - 4の4乗は196ですよ〜。 (2018年7月31日 7時) (レス) id: dcaaa97ec7 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - ニッシー(=´∀｀)さん» コメントありがとうございます、楽しんでいただけて私も嬉しい限りです、今後も楽しんでもらえるように更新頑張らせていただきます…！ (2018年6月25日 17時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
ニッシー(=´∀｀) - 楽しい！ (2018年6月22日 21時) (レス) id: e4fd1957c8 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» 迷惑だなんて、そんなわけないです。私の書く作品を好きだと言ってくれて、その上リクエストをくれるなんて、全てのお言葉が嬉しかったです。応援もありがとうございます、コナさんの、そのお言葉一つ一つが励みになってます、今後も頑張らせていただきます…！ (2018年6月17日 0時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年6月12日 10時
