１７話 ページ18
｢勝己のおかげで本当に今度のテスト数学で100点取れるかもね。｣
｢かもじゃねぇ、絶対取れ。取れなかったらぶっ殺す。｣
｢うわ…スパルタ……。でもさ、もし、もしもだよ？私がテストで100点取ったら勝己怒るでしょ？お前のせいで負けたって。｣
｢俺も100点取れば良いだけの話だ。｣
はっ…！？確かに…！？
勝己の正論に私はぐうの音も出ず、納得してしまった。勝己は頭がいいから口論で勝てないし、才能マン故に勿論喧嘩でも勝てない。ハイスペックボーイだよねぇ…なのになんでわざわざ私に手を焼いてくれるのか…
｢ねぇ勝己…｣
｢テメェ口より手ェ動かせよ。｣
｢動かしてはいるんだけどさ…｣
｢で？さっさと用件を言え。｣
｢うん…なんでわざわざ私に手を焼いてくれてんのかなって…｣
わざわざ手を焼かせるな、しかもこれはお前の為じゃねぇって言ってくるだろうってわかってた。返答は凡そ予想出来てる。怒鳴り散らされて半殺しにされるんじゃないかなって思ってた。
でも流石に聞きたくもなるよ。二日続けて、勝己が親切過ぎて私そっちの方が怖い。毒キノコ食べたか敵の個性にかかったか病気なのかわかんないけどさ…
｢なんか文句あんのか。｣
｢……………ん？？｣
｢…｣
…勝己、今なんて言った？
私が勝己の言った言葉が信じられなくて、相当険しい顔をしていると、勝己はハッとなにかに気づいたのか、ワナワナと震えている。
否定しなかった…私のこと殴りもしなかった、しかも帰ってきた言葉は"文句あんのか"だって？じゃあ本当にわざわざ私に手を焼いてくれてるってこと？
え、手を焼いてくれてるの？テヲヤイテ…tewo…yaite……？？
お、落ち着け私、きっと聞き間違いだ、そうに決まってる。
｢余計なことばっか喋ってんじゃねぇノロマが！！！！｣
｢ヒィッ！？ごめんなさい！！？わ、わかったやりますやります…！！もう何も言わない！！言わないから！！｣
ほらやっぱり聞き間違いだ。
ご乱心な勝己は怒りLv3くらいだろう。
ドゴォン！と一際大きな爆破に見舞われ私は勝己に話しかけるのをやめて、真剣に書き始めた。
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レルル - あ、すんません196って2乗でした死んできます (2018年7月31日 8時) (
レス) id: dcaaa97ec7 (このIDを非表示/違反報告)
レルル - 4の4乗は196ですよ〜。 (2018年7月31日 7時) (レス) id: dcaaa97ec7 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - ニッシー(=´∀｀)さん» コメントありがとうございます、楽しんでいただけて私も嬉しい限りです、今後も楽しんでもらえるように更新頑張らせていただきます…！ (2018年6月25日 17時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
ニッシー(=´∀｀) - 楽しい！ (2018年6月22日 21時) (レス) id: e4fd1957c8 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» 迷惑だなんて、そんなわけないです。私の書く作品を好きだと言ってくれて、その上リクエストをくれるなんて、全てのお言葉が嬉しかったです。応援もありがとうございます、コナさんの、そのお言葉一つ一つが励みになってます、今後も頑張らせていただきます…！ (2018年6月17日 0時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年6月12日 10時
