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雄登「…おはよう」
飛貴「お!Aちゃん!おっはよ〜」
那須くんと話したあの日から、なぜか毎日2人に飛びつかれるように挨拶されるようになった。
キラキラの笑顔を今日も振りまく浮所くんと、絶好調に前髪の長い那須くん。
太陽と月みたいな2人が一緒にいるのはやっぱり慣れない。
でもそれがうちのクラスには馴染んでいるのである。
那須くんいじりがだいぶ少なくなった。
まだ那須くんは他の人とは話せないみたいだけどね。
『じゃあ体育祭の種目決めするぞー』
『俺リレー出よっかな』
『浮所は絶対リレー出るだろ?』
飛貴「出る!俺100mも出る!那須も出よ!」
雄登「え、俺?」
飛貴「こいつめちゃめちゃ速いんだぜ」
雄登「浮所の前で走ったことあったっけ」
飛貴「俺が那須のスマホのロック画面をみんなに晒そうとしたときガチで追いかけられたんだよ!笑」
雄登「あぁ…あのときね、」
飛貴「ん!じゃあ那須100m出なかったらロック画面なんだったかみんなに言うから〜」
雄登「それはマジでやめろ!出ます!」
普段は出さない楽しそうな大きな声。
クラス中に笑いが広がる。
ところで那須くんのロック画面なんだったんだろう。
見られたくないということは好きなアニメのキャラとかなのかな。
いやいや、それは偏見か。
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作者名:バナナオレ | 作成日時:2019年9月15日 19時