愛を知らず、溺れる II (ページ15)

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いやな胸騒ぎページ15

_____ ジン

Aに会いに行ったホソクはテヒョンとジョングクと
一緒に遊郭へ戻ってきた。

グク『ヒョン、少し休憩しましょう』

ジョングガのその声で月の間を借りて休憩と
いう名の俺たちの会議が始まる

『不安とか、寂しさとか…そんなのがあるのかな』

内容は、最近のAの事。
テヒョンもそろそろ疲れが出始めている

ナムジュンもホソクもテヒョナの力になりたいと
耳を貸すけどやはり最善策なんて無くて、

自分の何も出来ない悔しさに喉詰まらせる姿を
見ている僕も、何も出来なくてもどかしい

どうしたら、Aを救える？どうしたら……

グク『とにかく、Aには普段通りで、それと、

発作とか倒れたりしないように気をつけないと。』

ナム『そうだな……。』

会議を終えて月の間を出ようとした時に、
ジョングガの携帯に一本の着信が入る

グク『…はい。ジョングクです。』

仕事の電話かなんて思って月の間から僕が足を一歩
踏み出したとき、聞き覚えのある名前で足が止まる

グク『ジミンさん』

テヒ『……っジミナ……？』

グク『…ええ。はい。………ドンへ…？』

ドンへという名前を口にしてこちらに向かって
ジョングガは、"知らない？？"と尋ねる

僕とホソクとナムジュンは首を横に振る。
だけど、テヒョンは何かを考えているようで

そんな姿を見てたら何故か胸騒ぎがする。
何かわからないこの胸騒ぎと嫌な汗

ホソ『ヒョン、、大丈夫？？』

『あ…いや、、、なんか胸騒ぎが………、』

グク『あ〜、、みんな知らないみたッ』

その先を言おうとするグクを遮ってテヒョナが
その電話を奪うとジミンに話している

テヒ『ジ、ジミナッ、ドンへって奴は…背が高くて…』

焦った様子でテヒョナはジミンに色々な
外見の特徴を話していく

一通り伝え終わったテヒョナの様子は酷くて、
みんな微かに漏れて聞こえるジミンの声を待った

ジミン『そいつだよ。Aを狙ってるやつ』

その声を聞いてテヒョナは電話を震える手で持ち

テヒ『Aの………担当医だ…ッ』

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