防 弾 警 察 _____ II

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_____ あなた









｢……こんにちは。｣









次の日、私が訪れたのは資料室のチョンさんの元だった









チョン『やぁ、、、君か。……今日はなんだ？』









｢数十年前に起きた警察官殺害そしてその妻も

残虐な殺され方をした事件の資料……ありますよね。｣









チョン『……あぁ。だがそれを見てどうするんだ。』









｢…気になるんですよ。前にチョンさんが仰った

"捜査して行方不明になった警官もいる"って

言葉の意味も、知りたくて。｣









そう言うと、深くため息をついて鍵のかかった
引き出しから分厚い資料をドンッと目の前に置く









チョン『……くれぐれも、気をつけるんだぞ』









その調査資料を見ると、やはりジミンさんが
以前私に見せた資料と同じだった。だけど、、









｢……なに…………これっ、、｣









私の両親の資料の後ろの方に紛れていたのは、
恐らくチョンさんの言っていた


"捜査して行方不明になった奴"の資料と、
その捜査を許可した上司の名前が書かれた資料があった









被害者 キム・ソハン警部補


同上 ミン・ユルギ長官









この事件に関わったとされ、そしてその存在をも
消された二人の被害者の遺族の欄に目が止まる









｢キム…テヒョン、、ミン・ユンギ………ッ、、｣









確かにそこには、あの二人の名前が書かれていて
思わずその資料を勢いよく閉じてしまった。









チョン『…だから言っただろ。

"君にとれば、辛く悲しい事件になる"と。』









そのチョンさんの言葉を最後に、私はその場で
意識を手放した









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