防 弾 警 察 _____ II

063 case.04 end ページ13

_____ あなた









パッと目が覚めた時には、見覚えのある天井が
目に映り、ここがジンさんの家だと理解するのには
そう時間はかからなかった









ジン『あ、おはよう。今起こそうと思ってて、

みんな下でご飯食べてるから行こっか』









朝ごはんをみんなで囲み、すこしの休憩と
ソファーにくつろぐユンギさんに声をかける









ユン『……どうした？』









｢ユソンさん…の事なんですけど。｣









ユン『お前の知りたいことは、分かってる。』









ユンギさんは、あの仮面をつけた奴はただの
ロボットだったこと。本当の犯人はあのロボットに
つけたカメラを通してマイクで話していたという事









そして、ユソンさんは過去に一家を殺害しており
15年間の服役を終えていた。









ユン『……これで十分か？他になんかあんのか？』









｢いえ……ユンギさん、ありがとうございます。｣









ユン『…おう。あ、そうだこれ。落ちてた』









そう言って私に可愛い紙袋を手渡す。
その中身を見てみるとある有名なスイーツ店の
プリンが一つだけ可愛く包まれていた









そのプリンを手に取るとビンに貼り付けられた
メモには"気を落とすな。お前らしくやれ"という
ユンギさんらしいメッセージが書かれていた









｢ユンギさん、ありがとうございます。｣









ユン『…落としたやつに礼言ってやれよ』









照れ隠しをする姿もまた、ユンギさんらしくて
思わず笑が零れた









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