2−B 3 ページ33
ドクン、ドクン
不安が鼓動を速くしていく。
そんな・・・まさか・・・・・・
沖田「平助は無事だよ。」
一番聞きたかった言葉が耳に飛び込んできた。
土方「おまえの書いた手紙のおかげで薩摩の連中に備えることができた。
組への被害も最小限におさえられた。」
僕の緊張が弛む。
貴女「そうか。なら・・・・・・」
トン、トン、トンッ
軽い調子で彼らの間をすり抜け、橋の欄干の上に飛び乗る。
くるりと彼らの方を見れば、ちょうど背後に月がある。
貴女「これにて、お役ごめん。(ニコッ)」
僕は笑いながら欄干を蹴った。
ふわりとした浮遊感が身を包む。
最後に彼らの顔が見えた。
そんな顔するなよ。
僕はちゃんと笑って逝くんだから。
土方「鋼ーっ!!」
副長さんが伸ばした手が僕にとどくことはなく、
僕の身体は冷たく暗い水底へと吸い込まれていった。
―――――GAMEOVER?―――――
103人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朧 龍 - 50000hitいきました、ありがとうございます! (2021年1月19日 5時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 40000hitいきました、ありがとうございます! (2019年11月7日 20時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2018年1月17日 0時) (レス) id: b9ef8b0095 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 10000hitいきました、ありがとうございます! (2016年3月27日 23時) (レス) id: 3eb883c0b1 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 弓 桜さん» じゃ、楽しみにしてる。(ニコッ)(by主人公) (2016年3月18日 0時) (レス) id: 3eb883c0b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朧 龍 | 作成日時:2015年5月26日 16時