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ツゥ・・・―――――
口の端から一筋血がつたい、顎、そして首元へと緋い線を描く。
違和感を訴えている自分の胸を見下ろす。
ジワァァァ・・・と赤の染みが広がっていく。
皆「鋼っ!!」
まったく、僕としたことが。
貴女「・・・っああ、大丈夫だ。
・・・ちょっと忘れ物があったみたいだな。」
打ち抜かれた角度と建物の構造から敵の位置を分析する。
霞んで見えない目なんかより、ずっと役に立つ。
振り返りざまに小刀を投げて相手を倒した。
そして僕もそのまま後ろへ仰向けに倒れる。
どさっと音が少し遠くに聞こえた。
空が白み始めている。
夜明けはすぐそこだった。
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朧 龍 - 50000hitいきました、ありがとうございます! (2021年1月19日 5時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 40000hitいきました、ありがとうございます! (2019年11月7日 20時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2018年1月17日 0時) (レス) id: b9ef8b0095 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 10000hitいきました、ありがとうございます! (2016年3月27日 23時) (レス) id: 3eb883c0b1 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 弓 桜さん» じゃ、楽しみにしてる。(ニコッ)(by主人公) (2016年3月18日 0時) (レス) id: 3eb883c0b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2015年5月26日 16時