乃木坂妹短編集

ツンデレ／賀喜遥香 ページ7

幼稚園につき、頬が真っ赤になったAをあずかり急いで家に帰る。



は「今冷やすもの持ってくるからね。」

A「はるちゃん…。はるちゃん…。」



声を出すことさえ辛いはずなのに私の名前を何回もよぶA。



は「大丈夫。はるちゃんここにいるからね。」

A「手。ギューして。」


ぎゅー



手を握るとみさきの熱い体温が伝わってくる。少しでも楽になるように。



お腹の当たりをトントンしていたら安心して眠りについてくれたみたい。



A「はるちゃん…。だいすき…。」




起きてる！？いや寝言か。でも寝言でも嬉しい！！




5歳児のツンデレが出る瞬間がこんなにも可愛いのか。。。ずーっとデレでいて欲しいけど。。。それは私のわがままだな。笑




まぁ今はまず良くなってほしいなぁ。


そんなことを強く考えながら
Aの手を恋人繋ぎにして握った。


強く。ぎゅっと。


早く良くなってね。我が家のツンデレさん。

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