不幸体質少年の救済

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さて、両親には知られたくない内緒話をしよう


実は僕は学校で虐められている

何故かってこの面白ハーフな見た目と不幸体質だ

黒髪褐色に加えブルーの瞳。珍しいっちゃ珍しい、ここ日本だし、学校だとそりゃ浮くよなって感じの容姿をしている

それに加えて僕の不幸体質

近くにいると鳥の糞が落ちてくる、隣の席だと毎度先生に居眠りがバレるし突然の問題に当てられる、校外学習や班行動ではもっぱら雨だ。

僕は幼い頃から対策をしてるから、鳥の糞は避けられるし居眠りはしない、なんなら両親が頭が良いので優秀な遺伝子のお陰で勉強もできる。ちゃんと努力をしてるからとも言うけど。折り畳み傘はいつもカバンの中、常備品。

でも世間一般の同年代は違う、突然ふってくる糞は避けられないし、眠い時は眠い。答えられない問題もあるだろう。雨は…それは本当にごめん、晴れの日に出かけたいよね、でもどうしようもできないんです……。

たまにある不運な事が僕の近くにいる時に異常に起こる上、目立った容姿をしているので、まぁいじめられるよね、って感じが現状だ。


いじめっ子の気持ちは大いにわかる、でも体を鍛えれば心も鍛えられるもので

それはもう僕はいじめを我関せずのような態度をとっている
むしろなんか僕の不幸体質のせいでごめんねって思う。
その態度が気に入らないのか日に日にいじめはエスカレートしており、たまにそれ僕の所為じゃなくね？って理由で理不尽にいじめられる


「お前のせいでリナちゃんに振られたんだ！どう責任とってくれるんだ！！」


こんな感じで


『それは…ご愁傷さまです？』

「うるさい！リナちゃんはお前のミステリアスな見た目が好きなんだと！こんな気持ち悪い姿の何処がいいんだか！！」

「化け物みたいな肌に気味悪い目だ！」

「お前外国人なんだろ？呪われたお前のせいでこっちはもう散々なんだ、さっさと日本から出ていけ！」


今回は中々辛辣な言葉な事で…多感な時期なのはわかるけど傷つかない訳じゃないからね？

それに僕年下ですよ？背も低いですよ？わーん泣いちゃう…周りに人いないや助けてくれる正義感の強い人かむひあ…



今日大会で疲れてるの、怪我もしてるの、いくらしょうがないって流していても辛いものは辛い。

だって僕だってなりたくて不幸体質なんじゃない
この見た目なんじゃない

本当は、君たちのように普通の人に生まれたかっ




「おい！いい加減にしろ！！」

「よって集ってあんまりだと思うよ」

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