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「おい!!無事か!!!」


数分後、警察と一緒に松田さんと萩原さんが鬼の形相でやってきて、僕と目が合った瞬間、安堵の表情を見せた


「はぁ…ちゃんと説明しろ!勝手に自分で決めるな!」

『…だって時間が』

「そうだな、でももうちょっと頼って欲しかった。もし俺達に教えてくれたら、その場で解体だって出来たかもしれねーじゃん。だろ?」

…確かに、松田さんの解体作業は無駄な所が無く、確実に処理を行っていた
もしかしたら僕が走るよりも早く、数分で解除が出来ていたかもしれない。


『…すみませんでした』


「…まぁ、初対面で信用しろ、なんて無茶な話だがな。坊主のお陰で爆弾が見つかり被害も少なく済んだ」

「そうだな、お手柄だねぇ〜!」


ポンッと大きな手が僕の頭に置かれた
なんだか恥ずかしくなり、俯いてしまう

「だ、が。逃げたのはいただけねぇなぁ…事情聴取までに時間がある。たっぷり説教してやるから覚悟しろよ」

『……ハイ』

「降谷ちゃんと景君にも言うからね」

『えっ!?』


この後、警察の人(顔見知)にまたか…君も災難だねと温かい目で見られ事情聴取を受けた
松田さんと萩原さんは僕が爆弾処理を行った事は黙ってくれていた。正直色々と言われそうだったのでありがたかった


夜が明けると、母が迎えにきて

「もう!だからあんまり無茶しちゃダメよって言ったのに!…これからパルクールは1週間に1度にしなさい!」

と怒られた。


僕は母のガチ怒りじゃない事に心底安心した、そしてやっぱりバレていた。


後日、零君と景光君からメールと電話の通知が鳴り止まなかった。
そして、松田さん…じゃないや、陣平君と研二君のアドレスをなぜか貰った。
研二君のコミュ力が高すぎてあれよあれよと言う内に仲良くなった。あと陣平君は口が悪いけど圧倒的面倒見の良さ、事情聴取を受ける前に色々と話して絆されてしまったのだ。



友達が増え、母がまたニヨニヨしているので僕は気づかないフリをした

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アカイカ - 朱夢さん» ありがとうございます!✨ (2022年6月5日 21時) (レス) id: 64c8d779ad (このIDを非表示/違反報告)
朱夢 - とても面白かったです‼️寒暖差激しいですが頑張ってください。 (2022年5月24日 19時) (レス) id: af58c4fc49 (このIDを非表示/違反報告)
アカイカ - しおポンさん» ありがとうございます…!ハチャメチャに嬉しいです! (2022年5月16日 17時) (レス) id: 64c8d779ad (このIDを非表示/違反報告)
しおポン - 作品、拝見させて頂きました、、、!これからどんな風に主人公君が成長していくのか楽しみです! (2022年5月16日 1時) (レス) @page15 id: 6db5cc4293 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アカイカ | 作成日時:2022年5月13日 21時

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