Time Capsule 2.［続編&番外編集］ (ページ10)

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「考えないで。俺の事だけ考えて。」

真剣な眼差しでそう伝えて来るのは、私を助けに来てくれたソクジンさんだ。

JN「大丈夫、さっきのホソクの件は一緒に居たの社長って事にしておいたから。」

『…え？』

廊下の角からコソコソ話していた社員を覗くと、「危ない。変な噂流してクビにされるとこだったー笑」「今のソクジンさんイケメンじゃ無かった？！嫁持ちらしいけど関係ないよね？笑」
なんて呑気に笑ってて、さっきの意地悪そうなニヤケ顔はどっかに飛んでいた。

JN「記憶すり替えてきた笑ひっひっひっ笑

…まぁ…男と2人っきりとか正直妬くけど。」

いつもの笑い声が響いた後に、急に下向いてボソッとそんな事を言うから愛しくてたまらなくなった。

『私が好きなのはソクジンさんだけ。』

JN「…え？待って待って、なんで今日そんなに素直なの？不意打ちでそんな事言わないでよ心臓破裂するかと思ったぁ。」

『じゃあ今の撤回で。』

JN「やだー！」

赤ちゃんみたいにジタバタ暴れ出すソクジンさん。
誰かに見られたら相当ヤバそう。笑

『…誤解生みたくないから言わせて下さい。

ホソクくんは社長の旦那さんですよ？』

JN「うん、知ってる」

『え？』

JN「ごめん。隠してたけど俺、ホソクとよく仕事で一緒になってたの。だから結構話も聞いてて。

………ホソクがAちゃんのこと好きなのも…」

『ど…ういうこと…？』

ホソクくんが…？私のことを…？

JN「あー！だから嫌なんだよ！
俺Aちゃんに愛されてるって分かってるけどでも他の男のことで目背けられちゃうんじゃないかとか色々不安あるからホソクの事話したらもしかしたらホソクのとこ行っちゃうんじゃないかとかそういうの考えちゃうの！」

『ソクジンさん…』

JN「Aちゃんのことが大大大好きなのに言葉じゃ足りないくらい大好きなのにそれでも俺はAちゃんが俺をずっと見てくれるか不安でしかなくて実際結婚したのも嘘なんじゃないかとか信じられなくて俺は大好きな人をこんなにも信じることが出来ないのかとか最低だなって思ってでも/『待って』

JN「……」

『違う、私別にホソクくんが好きなわけじゃ…ただホソクくんが、私のことを好きだって事実に驚いてるだけ…嘘だよね…』

JN「……」

『だって社長の旦那さんなのに。』

JN「知ってる？

ホソクって、社長の息子なんだよ。」

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