レンタル彼氏始めました。 3 (青)

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ロビーのソファで待ってると

ルンルンしながら

満面の笑みで手を振る柑那ちゃん。

「おはよー」

ｶﾝﾅ「おっはよーっ！！」

「テンション高いな(笑)」

ｶﾝﾅ「朝から幸せいっぱいっす♡」

「そーですか」

ｶﾝﾅ「冷た(笑)」

「愛情表現です^^*」

ｶﾝﾅ「うぜーな(笑)」

「ありがとう。
最高の褒め言葉。」

ｶﾝﾅ「めんどくさ(笑)」

行くよー！！って言いながら

ホテルを出るけど

ふと思った。

「ねぇ。車は？？」

ｶﾝﾅ「･･･あ゛。」

幸せいっぱいの笑顔は

呆気なく真顔になって

やらかした感満載。

「もしかして？？」

ｶﾝﾅ「えぇ。そのもしかしてですね。」

「まじかよ(爆)」

ｶﾝﾅ「どーしましょ(笑)」

「どーしましょじゃねーわ(笑)」

ここがどこのホテルなのかも分からないから

車のあるホテルまで

タクシーでどのくらいなのかも

いくらかかるのかも分からない。

「･･･待っててよー」

ｶﾝﾅ「どこ行くの？？」

「ちょっと電話。」

少し離れた所で

LINEから引っ張ってかけてみるけど

まだ寝てるのか繋がらない。

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