『ONE PIECE』～コルボ山3兄妹の妹は海軍でした！？～7 (ページ18)

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貴女side ページ18

本部を飲み込む程の大きな津波は
クザンによって氷に変えられてしまう

そしてそのまま親父に攻撃を仕掛けるも、
親父の能力よって粉々に砕け散る

入江に落ちたそれは、パキパキと独特の音をさせながら入江一帯を氷に変えた

｢砲撃ぃい！！｣

｢モビーディック号を破壊しろぉ！！｣

ドンドンと打ち込まれる砲撃も気にしない
次々と氷づけの海に降りていく

こちらからも打ち込まれる砲撃は中将達によってすっぱりと半分に切り裂かれた

…派手だねぇ

｢中将たちがこんなに揃う所はまず見れねぇ｣

｢バスターコールも真っ青だなこりゃ｣

オルカ｢私に任せて先に進んで！｣

中将達の相手くらい、私ひとりでやってやる

ガキィィン！！！

意気込んだ直後…切りかかってきた1人の中将

ハル｢目ぇ覚ませよ！
お前はこっち側だろ！｣

オルカ｢そりゃ、来るよねハル…｣

他のクルーたちを能力で援護しつつ、
ハルとの間合いを取る…

オルカ｢あなたとはやりたくないから…
道を開けてくれない？｣

ハル｢お断り、だ！！｣

ギン、ギン、と、火花を散らす鍔迫り合い、
その間にも親父に対する攻撃が始まっている

ハル｢よそ見すんな！｣

オルカ｢ハル…私行きたいの｣

ハル｢命に変えてもお前を止める！！！
…っ！まさかお前も…！｣

セリ｢変わるよ、オルカ、｣

ぽんと右肩を叩かれ、見ると
セリはハルにナイフを突きつけている

オルカ｢セリ…｣

セリ｢さっきまで考えてたんだよ
どうしようって…俺は一応海兵だしって
だけど、俺は、やっぱりこっち側だ
ほら、早く行って
俺、ハル相手に長く持たないから｣

オルカ｢…ありがとう！｣

ギィィン！！

大きく響く鉄の音を背に私は走った