三十輪の花 ページ31
Aside
『ｺﾞﾎｯ…ｺﾞﾎｯ……』
義勇様が任務へ行ったあと私は体を拭き、衣服を綺麗に気直し、そのまま横に体を預けた。
初めは体調も良くなり、自然と回復してきているなと思った。
しかし、しばらくすると熱が上昇してきて体が悪化してしまった。
『はぁ…はぁ……ｺﾞﾎｯ…ｺﾞﾎｯ…』
体がきつい、頭が痛い。
義勇様は…どこかへ行ってしまった。
屋敷には看病してくれる人も居なく、尚且つ自分の咳払いだけが響く。
だ…誰か、お願い。
酷い痛みに涙を流す。
しのぶ…助けて、
私の唯一の理解者であり、友達であるしのぶに助けを求めた。
しかし…しのぶは任務に行っていると義勇様から聞いたことを思い出す。
もはや、自分にとって絶体絶命だった。
その時…
ｷｨ…
屋敷の扉を開ける音がした。
誰か来た…？
私は心の中で喜んだ。
きっと、しのぶが任務から帰ってきてくれたんだ。
良かった、痛み止めなどのいい薬を調合してくれる。
とにかく嬉しかった。
なのに……
「よぉ、A。」
私が…今、一番会いたくない
怖くて恐ろしい宇髄天元という男が私の目の前に現れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 690人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイリ - もうこの小説は神ってますね…最強です！ (2021年12月11日 12時) (
レス) @page11 id: 9da3e59768 (このIDを非表示/違反報告)
kyr - エ…。し、小説書くの上手すぎません？…、とてもとても凄くて、惚れました！ (2020年8月2日 9時) (レス) id: 1a9dc60db7 (このIDを非表示/違反報告)
くまん(プロフ) - メロンソーダ大好き人間さん» ありがとうございます！ 少しスランプ気味だったんですけど、これから遅い更新になると思いますがよろしくお願いします！☆ (2020年1月22日 0時) (レス) id: 7a77bfda0d (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ大好き人間 - 初めまして！とても面白いですね!!続き凄く気になります!!ゆっくりでいいのでお願いします!!更新頑張ってくださいね!! (2019年12月9日 20時) (レス) id: 0747bee2c2 (このIDを非表示/違反報告)
くまん(プロフ) - しらとぅさん» しらとぅ様、ありがとうございます！ 作者は変態なので 皆さんが引いてしまうんじゃないかと内心ひやひやしながら執筆してます笑 コメントして貰えるのって凄く嬉しいし、ありがたいです(T_T) 感謝… (2019年12月3日 0時) (レス) id: 7a77bfda0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瑠璃 | 作成日時：2019年11月11日 21時
