綺麗なキレイなマリオネット様【ツイステ／男主】

episode XIII ページ14

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どうやらマジフトの有力選手が怪我をする事件が続いているらしい。



実際僕は自分に被害が及ばないのならなんでもいい。


薄情だとか言われても構わない。
他人の事まで気にする程優しい出来た人間じゃないのだ。






ヴィル「最近物騒な事件が続いてるらしいわね。気を付けなさい。」



『ええ、分かっています。ポムフィオーレに害が及ばないのであればそう手出しはしませんよ。』



ヴィル「よく分かってるじゃない。」



ルーク「トレビアン！人形の君(ﾛｱ･ﾄﾞｩ･ﾌﾟｰﾍﾟ)、君はポムフィオーレを愛しているんだね！」






最近人を冷たくあしらう事が多かったが忘れないで欲しいのは僕はずっと微笑んでいるってこと。



誰も気付かないくらい完璧な笑顔を常に浮かべているのだ。



好印象を持たれるのも当たり前。

だって僕、優しいんだもん。






談話室でいつもの4人でお茶をしていればふと、別の人間の気配を感じた。

ポムフィオーレではない誰かの。




気配の方を見ればそこに居たのはハーツラビュルの生徒と噂になっている監督生とやら。



ハーツラビュル生はこの前も見た面子だ。


僕達を見ているからきっと僕達の内の誰かに用があるんだろう。




推測としては、マジフトの有力選手。
つまりは副寮長。




気になって仕方ない。





『寮長、少し。』





席を立ち彼等のいる場所へ向かう。






『我が寮に何か用かな？』



リドル「あぁ、A。君に少し相談があるんだけれど。

マジフトの有力選手が怪我をしている事は知ってるね？」



『丁度、その事を話していたよ。』



「オマエが狙われるかもしれないからこのグリム様が守ってやるんだゾ！」



『…君、確か入学式で火を吹きまくった…』



「グリムです！僕はユウ、よろしくお願いします！」



『…うん、よろしくね。

それで、僕が狙われるかもしれないって言うのは？』



エース「…話は外でしよーぜ。ここキラキラしてて居心地悪い。」



『…僕の部屋に行こうか。君達は少し目立ちすぎているからね。』

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