episode XI ページ12
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リドル「お金には困っていないからね。」
『リドルくん、後ろにいる1年生が結構悩んでるの気付いてる？』
ケイト「けーくんもちょっと悩み中〜」
『いくらでもどうぞ？100万マドルでもそれ以上でも。』
デュース「富豪の育ちなのか！？」
『想像に任せるよ。』
お金くらい有り余ってる。
実際半数以上が釣られてる。
リドルくんとトレイ先輩は釣られていないみたいだけど。
リドルくんはまぁ育ちが良さそうなのもあってきっと家はお金持ちだったんだろうな。
トレイ先輩はあまり興味が無い、と。
『もういいかな。僕やらなくちゃいけない事があるんだけど。』
見て分かる通り僕は少しイライラしている。
そりゃあ時間に余裕はある。
だけどあまりにもこの茶番に時間を使いすぎた。
エース「やらなくちゃいけない事って何か知らないけどここで出来るならやっていいから悩ませてくんね！？」
『失礼だって言いそうな人がそこにいるんだけど。』
リドル「今は仕方ないからね。」
『それでいいのかリドル・ローズハート。』
まぁ、いいならやろうじゃないか。
時間はあればあるだけいい。
その辺の机にポーチやらコテを置いて鏡を見ながらメイクを進める。
毎日直すなら朝から完璧にしろって思う人いるよね。
朝はその日のスキンケアもしている。
日焼け対策なんかを主に、ベースメイクにもこだわりのある僕だ。
アイメイクはアイラインを引くくらい。
アイシャドウを少し、とかね。
しっかりメイクしながらその横で数名が唸りながら悩んでいる、そしてその横ではそれを呆れたように見るまた数名。
何とも言えぬカオスだ。
そんな事は関係ないのだけれど。
コテで髪を巻きながらそこにいる5人を横目で見つめる。
そろそろ時間が迫っていることに気付いていないらしい。
頬や鼻にハイライトを乗せながら一言。
『ハーツラビュルの生徒が予鈴に遅れるわけがないよね。』
ほら、慌てて帰っていく。
それにしてもメイクの間ずっと悩んでいたとは…
小切手を手渡せばもっと早く折れてくれただろうか。
＿＿＿＿
なにこの茶番
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夜雨 - 三ページですよ (2020年8月18日 9時) (
レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - 夜雨さん» 報告ありがとうございます！すみません、どこのページでしょうか…？ (2020年8月17日 21時) (レス) id: 526cecfd7a (このIDを非表示/違反報告)
夜雨 - 寮服が両服になっています。 (2020年8月17日 21時) (レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - オバブロかな？姿から「なーんてね」「ふふっ」ってぎこちなく笑って言ってるのが想像できた…。鳥肌ァ。自分の為なのに他の人の為になってるパターンあるの最高。誰かに優しく抱きしめられたい感じ？孤独から解放、理解されたい、もどかしい…先が楽しみ…(文字数許さn (2020年8月11日 21時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 主人公君の設定が滅茶苦茶刺さります……更新楽しみにしてます！ (2020年7月26日 1時) (レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名 | 作成日時：2020年2月11日 22時
