鬼舞辻、来たる ページ27
まだまだ裁判は続く
次に来たのは
長い髪の女の亡者だった
鳴女、というその亡者
鬼舞辻に仕え、琵琶で鬼たちの移動を手伝っていた
愉史郎という鬼に視界を奪われ、
その後鬼舞辻に頭を潰されたのだという
…なんかかわいそうだな…
鳴女は人を喰ったわけではないので、
情状酌量で減刑となった
そして…
待ち人、来たる
鬼舞辻が来たことでざわめき出す柱たち
現世の隊士たちが、ついにこいつを倒したんだ
やばいパーティーしたい
鬼舞辻「A…ここにいたのか」
鬼灯さんは、さっと私を隠した
鬼舞辻は以前私を勧誘した
その鬼舞辻の罪は言わずもがな、
人をたくさんコロしたこと、
鬼を増やしたこと、
そしてその部下である鬼たちに対する横暴の数々…
地獄行きは確定だった
鬼舞辻「…なぜ私はここにいる？私は完璧な存在だ…地獄になど行かない」
鬼灯「何言ってるんですか、貴方」
鬼灯さんが、いつも以上のバリトンで言った
たしかに、こいつ自分が天国行きとでも思ってんの？
鬼灯「貴方はこれから亡者として裁きを受けるのですよ」
鬼舞辻はなおもゴネる
鬼舞辻「バカな…私は完璧な…！」
鬼灯「世の中、完璧な存在などないですよ」
鬼舞辻「だが誰も、私には逆らえない」
鬼灯「……」
鬼舞辻「ふっ、そうだ、地獄の鬼も閻魔も私にはかなわない」
たが鬼舞辻は気づいていなかった
鬼灯さんがキレていることに
鬼灯さんは無言のまま鬼舞辻に近づく
ガンッ！！
彼はためらいなく金棒を鬼舞辻に振り下ろした
しかも、今まで以上に力を込めて
鬼舞辻「がっ…！な、何を…」
ガンッ！ガンッ！
鬼灯「いい加減にしろ、Aさんを勧誘しただけでも腹立たしいのにゴネるな、その頭ちぎってみそ汁の具にしてやろうかこのパワハラワカメ」
鬼灯のキレっぷりに、端で見ていた柱たちが固まる
柱たち「…………」😨
ガツン！
と強烈な一撃をお見舞いしたのち、
鬼舞辻のそばにしゃがんだ彼は言った
鬼灯「…ついでに貴方の脳みそで、みそ汁作りますよ？」
鬼舞辻「…ふっ、やってみろ、私の一部で鬼を作って…」
鬼灯「あ、今貴方ただの亡者なので鬼は増えません」
ないない、と手を振って鬼灯さんは言う
鬼舞辻「な…何だと…！」
ついに彼にも敗北した鬼舞辻
鬼灯さんの圧勝
というより誰も、彼にはかなわないね
鬼舞辻は阿鼻に行くことになった
柱たちは、その結果に安心した
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Nami☆ - ただ、鬼灯さんはだまされない方向で行きたいので、そこはご了承を。 (2023年11月6日 12時) (
レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - それは、番外編ということでよろしいでしょうか？ (2023年11月6日 12時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
善(プロフ) - 悪女再び、最強能力で魅力なり騙すなりしてほしいな (2023年11月5日 17時) (レス) @page31 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
善(プロフ) - 最強悪女がお出ましになるかと思ったらまさか姉妹か (2023年10月18日 15時) (レス) @page11 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nami☆ | 作成日時：2023年10月8日 12時
