元上弦たち ページ26
次に来た亡者は…
なにやらチャラい亡者だった
??「あれ?かわいい子がいる!君鬼なの?ここってどこ?」
貴女「えっと…亡者です、あとここは地獄です」
??「え、地獄?地獄も天国もないと思ってたんだけど〜」
鬼灯「(チッ……どこぞの神獣のようですね)」
あはは…白澤さんみたいだね😅
頭から血をかぶったようなその亡者を見て、
しのぶさんが立ち上がる
しのぶ「童磨……!」
童磨、というその亡者は、しのぶを見た
童磨「あ!しのぶちゃん!俺君の妹に負けちゃったよ」
しのぶ「当然です、貴方ごときに負けませんよあの子は」
童磨「ひどいなぁ…」
しのぶ「貴方がここに来たので、これでやっと安心できます」
童磨「…俺、初めてときめいた!これが恋かな?」
顔を輝かせ、頬を染めて言う童磨
正直、ウザい
童磨「ねぇ、付き合わない?しのぶちゃん」
すると、しのぶさんは言った
しのぶ「とっととくたばれクソ野郎」
いつもは上品なしのぶから出たものすごい台詞
しかもいい笑顔で
…し、しのぶさん…?
鬼灯「もうくたばってますよ、しのぶさん」
童磨は地獄行きとなり、獄卒に連れて行かれた
そのあとしのぶさんは、鬼灯さんにしっかり注意された
その後に来た亡者は…
まつ毛のぱちぱちした亡者
あ、煉獄さんときの…
狛治「俺は…守りたかったんです、愛しい人を…」
彼にはかつて、
しかし同じく彼女を思う別の道場の息子が、
井戸に毒を入れて彼女を死なせた
その事と、大事な人を守れなかった自分を恨み、
鬼になったのだった
鬼灯「何なら、お呼びしますよ」
ピンポンパンポン
鬼灯『亡者のお呼び出しをいたします。恋雪さん、恋雪さん、狛治さんがお待ちです、閻魔殿ロビーまでお越し下さい』
鬼灯が恋雪を呼ぶと、二人は抱き合った
そして、彼女の願いで、狛治さんは情状酌量となり、
刑は軽くなった
…良かったねぇ……!🥲
幸せそうな二人に、私は涙ぐんだ
そのあとに来た亡者は…
上弦の壱、黒死牟だった
時透くんたちが倒した鬼
彼は弟がいたが、その弟に嫉妬していた
それゆえに刀を鍛え、技を鍛え、必死だった
しかしどうあっても弟に追いつけない
その嫉妬から鬼になったのだった
しかし人をコロしたのは事実
彼は地獄行きが決まった

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Nami☆ - kanonnさん» ありがとうございます!😄 (6月7日 6時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
kanonn - ものすっごい良かったです (6月2日 21時) (レス) @page2 id: 9ee92a4cb7 (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - ただ、鬼灯さんはだまされない方向で行きたいので、そこはご了承を。 (2023年11月6日 12時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - それは、番外編ということでよろしいでしょうか? (2023年11月6日 12時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
善(プロフ) - 悪女再び、最強能力で魅力なり騙すなりしてほしいな (2023年11月5日 17時) (レス) @page31 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年10月8日 12時