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「騒がしいと思って来てみれば、お前らか。何やってんだ?」


 ナミがイソギンチャクをつんつんしていたら、ジャックがやってきた
 ジャックとはマジフト大会以降から
 こうして会う機会が増えた
 友達だ




「ジャック、お前も契約を…って」


 デュースは目を丸くした
 どうやらジャックは契約をしていないもよう




「つーか、お前らの頭のソレ、なんなんだ?」


 ジャックはエースたちの頭の上を見つめた
「これはその…」と説明しようとしたグリム
 だが、急に痛がる




「頭がイソギンチャクに引っ張られるー!」


 エースもデュースも痛がった
「くそっ、絶対服従ってこういうことだったのか…」とデュースは何かを察した




「「「あああああ〜!」」」


 デュースたちはどこかへ行ってしまう




「なんだ?アイツら…頭に生えたイソギンチャクに操られてるみてぇに歩いてったな」


 ジャックはそんな3人に驚いていた




「追いかけてみよう!」


 ユウがそんな提案をジャックに持ちかける
「なんで俺まで」とジャックは嫌そうにした
 ユウはさっ、と痛がる素振りを「マジフト大会で受けた傷が痛むなぁ…」




「うっ…」


 ジャックはユウの作戦に、何かを思い詰める




「チッ、お前もだんだんこの学園の空気に染まって来たな。仕方ねぇ。少しだけなら付き合ってやる」


 別にアイツらのためじゃねぇ、とジャックは付け足す。「ツンデレだな〜」とユウはデレデレしていた




「ナミ先輩も来るんすよね?」


 ジャックは隣にちょこんといたナミを見つめる
 ナミは笑顔をつくった
 それだけでついてくる、と分かるジャック




「だったら尚更行ってやるか。アンタ、危なっかしいからな」


 ジャックは優しい顔をした
 まるて、少女を見守るナイトのようだった
 そんなジャックを「え?え?微笑んだ?」と驚きながらユウは見つめていた


 




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作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2022年12月5日 18時

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