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ーー2階 外廊下
テスト最終日から1週間が経ち、ピリピリだったテスト週間がなくなり、辺りは賑やか…にぎや…
「おい待てグリム!今日という今日はぜってー許さねぇからな!」
エースの怒鳴り声が廊下に響く
その前をグリムが「へへ〜ん」と駆け抜けていく
そう走って走って…
「わっ!?ナミ!?」
廊下を歩いていたらナミの顔面へとヒット
タコのようにグリムがナミの顔にひっついた
「いつものパターン」と遠くからユウがやってくる
「待てー!グリム〜!」
そして物凄い顔でエースが走ってきてはーー
「グリム確保!ナミちゃんもぎゅう〜!」
顔面にグリムが引っ付いているナミに抱きついた
「いえーい」とナミを楽しげに抱きしめるエース
ぶっちゃけグリムのことなど眼中にない
「あー!そこ!イチャついて!」
ユウがプリプリしていた
「へへんっ!ナミに会えるなんてラッキー!ハグだけじゃなくてチューもしてよー」
エースは猫のようににゃんにゃんし、「んー」と唇をナミに近づけた
が、顔にいるのはグリム
「背中にキスするんじゃねーゾ!?」と大慌て
「げっ、グリム!オレがとっておいたオヤツの菓子パン返しやがれ!」
本来の目的を思い出したエースは
グリムの毛皮を摘んだ
「やれやれ」と後からやってきたデュースが呆れている
「あっ!ナミ先輩!今日もキラキラっすね!」
そしてナミに気付けば、
後輩らしいフレッシュな笑顔を見せた
「ナミちゃんがキラキラして見えるって言いたいのかデュースよ」と後ろでユウの解説が入った
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それからエースとグリムの魔法争いが…と思いきや、2人ともおとなしくやめてしまう
「あれ?」と不思議がる光景だった
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作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2022年12月5日 18時