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ーー中庭
「シシシッ！3人がかりでそんなもんスかぁ？大したことないッスねぇ」
ラギーはニヤニヤ笑った
追いかけても追いかけても、ラギーに手が届かない
「つかさぁ、もしここでオレを捕まえたってアンタらオレが犯人って言い切れなくないッスか？」
ラギーが素の表情不思議がる
「なんだと？」とデュースが反応
「だって、オレが怪我させたらって証拠、ないッスよね。誰かオレが魔法使ってるとこ見たんスか？ そんで、それ写真に撮ったりしたんスか？してないッスよね？」
ラギーが詰め寄ってくる
「うぐっ…」と不意を突かれ、押し黙るエース
そこをナミが前に立った
「あれ？ナミチャンどうしたんスか？さっきのこと証拠にでも出すつもりで〜？でもでも〜動画とか撮れてないでしょ〜？」
ラギーはいつも通りシシシッ、と笑った
けれどナミは友達に向ける顔をせず、他人に向ける顔でラギーを見つめる
「ぇ…」
ラギーはそんなナミを初めて見たのか、
声を小さく漏らした
「は…オレら…友達…」
ラギーは目を見開いていた
あんなに人懐っこかったナミがいきなり冷めた目で見てくるため、ラギーはショックを受けたのだ
友達ならなおさらだ
ナミは気にせず、手を前に出した
ーー“闇の鏡はすべて見ている。ペンを返してくれれば、それを証明できる”
ラギーの耳がぴくっ、と動いた
ナミはデュースやエースには聞こえないくらいの小声で呟いた
ラギーだけは大きな耳で聞き取った
「…なら尚更…返すわけないッスよ…」
ゴニョ、とラギーが呟く
ナミを睨んでいた
ナミも睨み返している
「っ…」とラギーの耳が一瞬、下がりかけた
ナミに嫌われることは絶対に嫌だったから
けれどーー
「じゃあ、マジカルペンはここに置いとくんで、ばいばーい♪」
笑顔を作ると、早急に去っていった
「嫌われたっていいんス。オレにはやるべきことがあるんで」
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にんじん(プロフ) - めちゃくちゃ好きな展開です!! (6月29日 17時) (
レス) id: fa066f41d7 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - 箱さん» きゃっ(*≧∀≦*) (2022年12月4日 22時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
箱 - 私もでーす( 〃▽〃) (2022年12月4日 19時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - 箱さん» マジ？なんか今回、自信なくて…迷ってたけど、そうおっしゃってもらえて安心しました！コメありがとうございます！愛してるー！（謎） (2022年12月4日 18時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
箱 - どうしてだ、どうしてだ❗、どうしでこんなにも好きなてんかいなんだ約(ありがとうございます) (2022年12月4日 17時) (レス) @page44 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真灯 | 作成日時：2022年11月27日 21時
