28(オルト) ページ28
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「やだー離れなくないーー!」
「カリム!」
ジャミルは涙目になってナミにくっつく、カリムをなんとか剥がした
「次はオルトのところか? オルトなら他の連中より、優しく迎え入れてくれるだろう」
ジャミルはそう告げた
が、
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「“ターゲット、ロックオン。椅子に繋げます。購買で購入した鎖を用意します。まもなくナミはあなたの物です”」
オルトはナミを見つけるやいなや
魔法のロープでナミを拘束し、
イデアの部屋へと持ち帰った
「ま、ま、ま、待ってよオルト!!」
慌てて止めようとするイデアも拘束し、
椅子に縛りつけた
2人してイデアの部屋に並べられた
オルトは怒った顔で2人を見つめる
「酷いよ!兄さんもナミさんも僕がいないところで楽しいことして!」
オルトはムゥーとして怒っていた
それもそのはず、イデアに送られてきた写真はすべてツーショットでオルトがいなくても楽しそうな雰囲気があった
「何言ってんの?オルトがいなくて寂しかったに決まってるじゃん!拙者とオルトとナミ氏が揃ってこそ楽しさ爆裂なのに」
イデアは真剣な表情でそう告げた
「兄さん…」とオルトは目を見開く
「そうだね!兄さん!…それで、ナミさんは?」
オルトはナミに向き替えた
ナミからも自分がいなくて寂しいという感情の表れを見せてもらいたかったのだ
オルトは「ナミさんの気持ち、聞かせて?」とナミの膝に肘を乗せ、待っている
ナミはにこにこして待っているオルトを見つめた
“ずっと会いたかった”
そうナミは瞳で訴えた
「わぁーい!」
するとオルトは大喜びし、ジャンプし、
ナミとイデアに抱きついた
イデアとナミは顔を合わせ、ニッ、と笑った
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作者名:真灯 | 作成日時:2022年11月27日 10時