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「いやー悪い悪い！恐怖が体を動かすっていうか、居ても立っても居られなくて！」
カリムはニー、と白い歯を見せて笑っていた
「改めてナミ！おかえり！」
カリムはばぁーん！と腕を広げた
ナミに抱きしめてもらいたくて
両手を広げたのだ
ナミはすぐにカリムを抱きしめた
盛大な宴にビックリしたが、いつも通りのカリムの笑顔を見れて喜んだ
「それでどうだった花の街は！？聞かせてくれよナミ！」
カリムはナミの膝に頭を乗せると
紙芝居を待つ子どものように目をキラキラさせ
ナミを見つめた
ナミは気合いを入れて花の街の思い出を語った
カリムはそんな楽しげに話すナミを嬉しそうに眺めたのだった
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「え？お土産！？オレに！？」
それからナミはカリムにお土産を渡した
カリムはそれはそれはめちゃくちゃ喜んだ
このお土産はジャミルと一緒に考えたものだ
彼が持っていないものを考えに考えて、見つけたお土産はカリムのイニシャルが入った花の街限定のキーホルダーだ
「大事にしたいからこのブレスレットに付けるよ！あ、でも、みんなにも自慢したいからこのターバンにでも…」
カリムはどこにつけようか悩んでいた
とにかく大事にしたい！というのと、みんなに自慢したい！という二つの気持ちが混ざる
そして、見つけた
「スマホに付けるよ！これならさりげなく自慢もできるし、いつでも見れるからな！」
カリムは笑った
そして「ありがとうな！」とナミを抱きしめた
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作者名：真灯 | 作成日時：2022年11月27日 10時
