当初の目的たっせー! ページ18
「んで、最後はどーん!ってわけ」
ケ「なるほど、男飯みたいな?」
「…ハッ、ウツボ飯!」
ケ「それだとウツボがご飯になってるような…」
なんやかんや、ケイトさんとの雑談は楽しくて時間はあっという間に過ぎていった。
部活は終わる時間だし、外は暗くなり始めている。
はー楽しかった〜!
「じゃ、オレそろそろ帰るねえ」
ケ「えっ、そんな時間?」
「…そ、だけど…そんな驚く?」
ケ「いや、もっと前に解散しようと思ってた、から…」
心底驚いたような声を上げるケイトさんにビックリした。
さすがセンパイ、帰宅時間まで考えてくれてたんだヤッサシ〜!!
…なんか露骨なわっしょいになってしまった。
あれよいしょだっけ?
「あは、楽しんでもらえて良かった♡」
ケ「う〜…なんか悔しい…。次は負けないからね」
「いつの間に勝負してたのぉ…?」
その後はケイトさんとお別れして寮に帰ろうとしてた。
「あれウミヘビくん」
ジャ「フロイド?何でここにいるんだ?」
「…鏡間違えたかな」
辿り着いたのはスカラビア寮でした。なぁぜなぁぜ?
思わず二度見しちゃったよ。
ジャ「鏡を間違えるって…お前なぁ…」
「なんかいーにおいするぅ…。スパイス?え、ご馳走作ってるのぉ?!」
ジャ「そ、そうだが…どうした?何だか機嫌が良さそうだが…」
詰め寄る俺に、タジタジのジャミル。
ごめんな、今はそれどころじゃないんだ。
「ねえそれよりウミヘビくん、お願いがあるんだけどさ」
ジャ「な、なんだ?」
「ウミヘビくんが良かったらでいいし、オレお手伝いとかするからさぁ〜…。
…ご飯食べてっていい…??」
きゅぅ〜、とちょうどお腹が鳴ってしまった。
恥ずかしい!!!やめて!!ジャミル!ポッカーンとした顔でこっち見ないで!!ほんっと恥ずかしい!!
ジャ「…っふ、いいぞ、ご馳走してやろう。その分、コキ使うがな?」
「やったぁ!オレ今ひもじいから助かる〜!」
ジャ「ひもじい…?お前、一体何をしたんだ?」
美味しいもの作りたくて散財したらすっからかんになっちゃった☆って言ったら、それはもう物凄い勢いで怒られました。

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琴音(プロフ) - めっちゃくちゃ面白くて一気読みしちゃいました!更新楽しみにしてます!! (7月8日 17時) (レス) @page47 id: 839742a44e (このIDを非表示/違反報告)
すみ - 面白かったぁ...。キャラの絡み、文章、キャラのセリフ、全部好きです!!応援してます! (11月18日 21時) (レス) @page31 id: d691340ebf (このIDを非表示/違反報告)
海老天丼 - 久しぶりに見たら更新されてて変な声出ましたw更新ありがとうございます!!! (10月22日 21時) (レス) @page26 id: 7c22337e71 (このIDを非表示/違反報告)
庵(プロフ) - 久しぶりの更新!!楽しみにしてましたぁあああ!!!ありがとうございます! (9月19日 23時) (レス) id: c2626d2502 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - ばりおもろかってんけど!続きが気になる〜!!頼んます、マジで、続きを御恵み下さい(´;ω;`) (2023年11月3日 23時) (レス) @page8 id: b291809af8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nameless0621 | 作成日時:2021年12月5日 19時