そのじゅーに! ページ13
コ「どんな顔だった!?」
貴「どんなって言われても…キッドは変装の達人なんでしょ?あれが素顔とは限らないよ。」
私は首を振ってやんわりとたしなめる。
しかし、それでは引き下がらないコナンくん。「もしかしたら素顔かもしれないじゃん!」と説明するよう求めてくる。
褐色肌の人に助けを求めるように視線を移すけど、彼も知りたいのか、逆に此方を見つめられる始末だ。
貴「…どこで見た顔だったかなあ…」
私はそう考えるフリをして視線を逸らす。
…快斗、上手く逃げられたかな?
きっと大丈夫だよね。…うん、快斗だもん。
コ「ねえA姉ちゃん!聞いてる!?」
貴「…え?あ、ごめんね、考えてて」
コ「もー!…とりあえず下に行こ?警部が話聞きたいと思うからさ!」
?「自分もついて行きます。」
うーん私は話したくないんだけどな?
とは言える訳も無いので、仕方なくついていくことに。
中「おお、Aちゃんじゃないか!」
貴「どうも、青子のお父さん!…毎日忙しそうですね」
中「キッドの奴が捕まるまではな!仕方あるまい!はーっはっはっは!」
コ「ねえ警部!A姉ちゃんがキッドの顔を見たんだって!」
中「なにぃ!?それは本当か!?」
コナンくん…余計な事を言わないで欲しいなぁ。
青子のお父さんが興味津々なご様子で私の方をむく。
中「キッドの顔はどんな顔だったんだ!?」
貴「えぇと…確か…高校生探偵の工藤新一の顔だったかと…」
中「そ、それは本当か!?…工藤くんがまさか…」
私がそう言うと、コナンくんは「え"っ!?」と言う声を出した。…どこから出たんだろう、今のカエルが潰れた時みたいな声。
まあ、快斗の顔は工藤新一に似てるから…利用させてもらっただけなんだけど。
一番は、その姿が変装だって思われることなんだけど…。
コ「し、新一兄ちゃんがそんな事するはずないよ!だ、だからきっと、それは変装なんじゃないかなぁー!」
さっきと言ってること違うんだけどコナンくん…
なんでそんな手のひら返ししてるの?
まあ、とにかく。
キッドの顔については誤魔化せたのだった。
私はそのあと、コナンくんと別れて、帰路についた。
快斗にあうことも無く、家に着いた。
…けれど、何だか妙な胸騒ぎがした。
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ルナ(プロフ) - どうやったらこんな感動するストーリーが作れるんですか!?すごいですね!更新、頑張ってください!! (2020年11月15日 21時) (レス) id: 55c0655de9 (このIDを非表示/違反報告)
霊華 - 面白かったです!続きが気になります!更新頑張ってください応援してます (2019年8月19日 14時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙 - 続きが気になります! 更新無理のない範囲で頑張ってくださいね! 応援してます 長々とすみません (2019年5月3日 7時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nameless0621 | 作成日時:2019年4月2日 14時