大事件インフォメーション ーアズールsideー ページ47
※表現がグロテスクです。苦手な方はお気をつけ下さい。
Aさんが提案してくださった「食べ放題」というイベント。
それを今日はお試しで実行した。
それはもう大盛況でしたよ!ええ、ええ!!売上も大幅アップ!予想より遥かに上回りましたね!僕の機嫌も最高潮ですよ!
その興奮が冷めやらぬまま、皆で談笑している時でした。
突然、Aさんが可笑しくなったのは。
フロイドが起こそうとAさんに手を差し伸べた時、Aさんがフロイドの腕を引っ張り、そのままフロイドの首に歯を立てたんです。
あのフロイドが簡単に引き寄せられたのにも驚きましたが、それよりもAさんが見た事もないような形相をしていたのに、驚きました。
目を疑った。
だって、いつもはあんなに穏やかなAさんが、今は理性を失ったようにしているなんて。
ア「Aさん!離しなさい!!」
フ「い"っ、ぁ…!!いたち、ざめちゃ…っ」
ジェ「ダメですアズール!無理矢理離そうとすると、サメの歯が食いこみ、肉がちぎれてしまいます!!」
ア「そんな事、わかってます…っ!!」
ドクドクと流れるフロイドの血が、ラウンジの床に落ちていく。
寮生達は慌てふためき、使い物にならない。ああもう役に立たないな!取り敢えず魔法で抑えなければ!!
ジェ「慌てる暇があったら学園長を呼んできなさい!!」
モ「は、はい!!」
ジェ「誰かクルーウェル先生に話を!薬品を提供してもらいなさい!!」
モ2「お、俺がクルーウェル先生に話してくる!」
モ3「保健室の先生に話してきます!」
僕が魔法でAさんが暴れないようにしていると、ジェイドが指示を出し始めました。
Aさんは動けない今でもギラギラとする目でフロイドに食らいついたままです。
まるで餌を捕まえたサメのように。
フロイドは痛みに耐えながらも、Aさんの両手を封じ続けています。
カタカタと腕が震える。
何せ、相手が悪いものですから。…相手はサメ、此方は捕食対象です。…下手をすれば、全滅だって有り得る。
ジェ「取り敢えず、意識を失わせないと」
ア「僕は動かさないようにするので手一杯ですよ!」
ジェ「…正直、僕がかけても成功する確率は低いかと」
そう言ったジェイド腕も震えていた。
しかし、やるしかない。ジェイドは魔法をAさんに放った。
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きゅうり - 天才すぎんか???好きです。 (2022年3月23日 22時) (レス) @page50 id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!更新頑張ってください! (2021年2月28日 22時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - 好きです、こういうのw (2021年2月28日 21時) (レス) id: a63ace1e9a (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年2月14日 16時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nameless0621 | 作成日時:2021年2月14日 16時