気づいたら囲まれてた。 (ページ43)

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運営プランニングページ43

はろー、エブリワン。
さっきまでモストロ・ラウンジで働いてた社畜イタチザメです。

あの後、何故かアーシェングロット先輩に捕まりました。おれなにもわるいことしてないよ…むがいないたちざめだよ…。

ア「そんなに怯えないでください。とって食ったりしませんよ。」

「立場的には俺が食う側ですけどね？」

ア「だったら怯えないでください、悲しいです」

よよよ、と泣き崩れるような真似をするアーシェングロット先輩。
そんな顔しても何も響かないからな。俺はそんな泣き真似されても食う時は食うぞ。…違うそうじゃない。

「ところで、俺に何の用です？」

ア「モストロ・ラウンジの次のイベントについてご相談がありまして。」

「…何で俺」

ア「フロイドとジェイドでもいいのですが、それだと偏ってしまいそうなので第三者の意見が欲しかったんですよ。」

「…ああ…フロイド先輩(気分屋)とジェイド先輩(キノコ好き)だもんなぁ…」

ア「そういうことです。…という訳で、何かいいご提案はありませんか？」

にこにこ！としながらそう聞いてくる。
…イベントの案？そんなのアンタの方が考えつくでしょうが。と思ったが流石に先輩相手には言えなかった。

うーん、イベント？
マジフトにもハロウィーンにもまだ早いし、アニバーサリーでもない。かこつける何かがないなぁ。
あ、でも、29日は肉の日！みたいにならないかな…陸のすーぱーで見た。

「何とかデーとかほしいな…」

ア「なんです？それは」

「え。…えっと、イベントというか…その、語呂合わせで、29日は肉の日、みたいな。…その日はお肉が安く食べられる、みたいな」

ア「なるほど。イベントというには物足りませんが、そういうのもありですね。月イチならそこまでかからないでしょうし…」

「あとは食べ放題とか…」

ア「食べ放題？」

それは何です？と聞いてきたアーシェングロット先輩に俺はこう説明した。

「ここって、男子校じゃないですか。…だからほら、食べ盛りがいーっぱいいる訳ですよ。」

ア「まあ、高校生ですし、成長期ですから」

「そこでご提案するのが"120分食べ放題コース"です。前々から思ってたんすよ、ここの料理死ぬほど食べたいって」

ア「たべほうだ…っ！？それでは元が取れないでしょう！！」

取り乱すアーシェングロット先輩に俺は説明を続けた。