大問題ハプニング 2 ページ18
フ「何で金魚ちゃん一緒にいんのぉ?」
リ「何回言えばわかるんだ!ボクはリドル・ローズハートだ!!」
フ「うん、だから金魚ちゃんでしょ?」
リ「会話が出来ないのかい!?」
物凄いギャーギャー騒いでる二人と、遠い目をして間に挟まれている俺。
周りの人達は皆俺たちを見ては顔を逸らしてサッサとどこかへ行ってしまう。何で誰も助けてくれないの?サメちゃん泣いちゃうぞ。
フ「あーもーめんどくせぇなぁ。絞められたいの?」
リ「そんな訳ないだろう!!」
「……」
いつ解放されるかな、そう思いながら空を見上げて今日のご飯を考えていたら聞きなれた声が聞こえてきた。
エ「A!やっとみつけ、た…」
「あ、カニちゃん」
フ「あ?何しに来たわけ?」
リ「キミは何の用だい?」
エ「いやっその…」
デ「エース!いきなり走り出すな…って、え?寮長?何してるんですか?」
グ「ふなっ、ヤバい奴らなんだぞ!!」
ユ「こらグリム!!」
カニちゃんの活躍により、二人の喧嘩は止まったが二人とも最高潮に機嫌が悪い。
ずもも…と不穏なオーラが漂ってくる。
フ「邪魔すんなら絞めるけどぉ?」
リ「廊下を走るなんてマナーがなっていないようだね、首をはねられたいのかい」
わぁ、二人とも見せられない顔してる。
そのあまりの凄さに監督生たち御一行は黙りだ。かく言う俺もだが。
…仕方ない。ここは嫌な役を買って出てやろう。
「あの、先輩方。」
リ「なんだい?はねられる覚悟は出来たかな?」
フ「イタチザメちゃんでも絞めるよ」
「そろそろ授業の時間です。」
そう言うとローズハート先輩はスマホを取り出して時間を見ると青ざめた。
俺たちに「今回は見逃してあげよう!」とか言ってめちゃくちゃ早足で去っていった。よし、一難去ったな。
フ「何で邪魔したのぉ?オレに絞め殺されたいわけぇ?」
「いや…まぁ…金魚ちゃん先輩にオフられるよりマシかなって。」
エ「金魚ちゃ…っ!?」
デ「オフられる?」
監「度胸凄いね…」
グ「オレ様でも呼べないんだゾ…」
そういえば、フロイド先輩は面食らったような顔をした。
じーーっと見ていれば、やがてあーとかうーとか言った後、こう話した。
フ「放課後、ラウンジで待ってっからねぇ」
「…はーい」
とりあえず、誤魔化せた…かな?
しかし、この時の俺はまだ知らなかった。
これからが本当の地獄だということを…
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きゅうり - 天才すぎんか???好きです。 (2022年3月23日 22時) (レス) @page50 id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!更新頑張ってください! (2021年2月28日 22時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - 好きです、こういうのw (2021年2月28日 21時) (レス) id: a63ace1e9a (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年2月14日 16時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nameless0621 | 作成日時:2021年2月14日 16時