気づいたら囲まれてた。 (ページ17)

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大問題ハプニングページ17

？「今すぐにやめるんだ、いいね？」

「えっと…」

はい、皆さん問題です。俺は今どんな状況でしょうか。

１.廊下で怒られてる
２.正座させられてる
３.マジカルペンを向けられている

正解は
４のアタリメを食べながら廊下を歩いていたらリドル・ローズハートに見つかって正座させられ、マジカルペンを向けられながら怒られている、でした～！！

え？シンキングタイム０秒じゃねえかって？
だって正解ないのに正解する人いるわけないじゃないですか～やだ～。
…ってそんな事考えてる場合じゃない。そんな事してたら首はねられちゃう。トラッポラ(カニちゃん)みたいに、トラッポラ(カニちゃん)みたいに！！

リ「聞こえているだろう？まさか…無視するつもりじゃ」

「いや違うんです。これには訳があるんです」

リ「言い訳はおよし！そんなの聞きたくないよ！」

「ローズハート先輩が知って損は無いです、絶対に。寧ろ知らない方が被害が出ます」

リ「被害が出る？…どういう事だい？」

「話してよろしいでしょうか」

リ「そこまで言うなら聞いてあげよう。くだらない話だったら首をはねるからね。」

そう言われ、俺は説明した。
自身がイタチザメという種族の人魚である事、燃費が悪い事、昔とある事件で空腹になりすぎると自身が制御できなくなってしまう事、それにより周りへの被害が出てしまうことを説明した。
とある事件についてはいつかサラッと説明するよ、多分。

そこまで話すと、ローズハート先輩…もとい金魚ちゃん先輩は考え込んだ。
悩んでいるような素振りを見せているに、これは多分首をはねるかどうか迷ってるな。

リ「…自分を制御する為に必要というのなら学園長に許可を貰おうとはしなかったのかい？」

「直談判はしました。わかりましたって返事があって、あれから音沙汰が無いです」

リ「確実に忘れているじゃないか。もう一度言いに行った方がいいよ」

「そうなんですけど捕まらなくて…ていうか逃げられちゃって…」

リ「逃げられる？どうして」

「多分俺のせいs」

フ「イタチザメちゃ～ん！…と、金魚ちゃん！」

その声が後ろから聞こえてきた途端、金魚ちゃん先輩は死んだ魚のような目をしていた。
すっごい怖かった。