まっくろくろすけじゃん！ ページ30
「……」
緑「かっちゃん緊張してるんだね、そりゃそうか」
「うっっせ、黙れや」
緑「かっちゃんは今日が面接…なんだっけ？」
「…おー。」
俺の面接と一般入試は同じ時期に行われるらしい。
全く同じ日って訳じゃなくて、少しだけ日付はズラされている。
緑「だ、大丈夫だよ！かっちゃんならきっと上手くいく！」
「何の根拠もねえだろうが。」
緑「う、それは…そうだけど…」
でも…ともにょもにょ出久が喋っている。
何故出久が家にいるのか？それは簡単な話だ。昨日出久が泊まってったから。
理由？知らん。泊まりたいって言われたから。
緑「なんていうか…かっちゃんならそういうのも難なくやってのけちゃいそうだなって…」
「！」
緑「かっちゃんは凄い奴だから！…出来ないってことはないだろ？」
「…ったりめーだ！やってやるわ！！！」
上手く乗せられた気がしないでもない。
発破かけられてるんだとしても、今は有難かった。
出久は俺を見て、ニカッと笑った。
「貴校を志願した理由は…」
俺は一応考えてきた志望動機をもう一度口に出しながら雄英高校に向かっている最中だった。
地図によればそろそろ雄英高校につくのだが…。
「…まさか目の前のこれじゃねえよな」
目の前にはどでかい建物があった。
もはや高校とかいうレベルじゃねえ、大手企業とか国家レベルだぞ。嘘だと言ってよ。
俺があんぐりと口を開けていると、人が見えた。
…全身まっくろくろすけだぁ。
？「…」
ジッと見ていると、向こうもこっちに気付いたらしく目が合った。
…が、特に何か声をかけてくるわけでもなく、ただただこっちを見つめてきている。え何、こ、怖いんだが。
？「……」
「…あ？」
なんか手振ってる。
…いや違うな、手招きしてんのか…？えーと…？着いて来いってこと？それともこっち来いってこと？
とりあえず来いって事に変わりはないと思うので、小走りでその人の元に向かう。
？「随分早い到着だな。試験開始までまだ30分以上あるだろうに」
「え、あ、慣れない場所に行くんで早めに出ないと間に合わないと思ったんです。」
？「そうか、いい心がけだな」
その人は「試験会場に案内する。着いて来い」って言って歩き出した。
えもしかしてこの人関係者？？？？
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本好き - 面白かったです！更新頑張って下さい。 (7月1日 14時) (
レス) id: 225623cf6e (このIDを非表示/違反報告)
わーいわい - かっちゃんがとっても可愛くて大好きです！これからも無理せず頑張ってください！ (5月1日 20時) (レス) id: 925b8c8098 (このIDを非表示/違反報告)
. - toってなんのtoですか？ (2022年12月24日 2時) (レス) id: a26000a1fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆずっきー(プロフ) - 続きは？！(('◉-◉’))ｸﾞﾜｯ (2022年1月26日 13時) (レス) @page22 id: 6aa4041669 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - すごく面白いです！！これからも頑張ってください！！！ (2022年1月4日 12時) (レス) id: 3ab9a2dc6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nameless0621 | 作成日時：2021年7月20日 19時
