第32話 お別れ ページ34
ムラサキ「どんぞぉ。みなさんにも食べてほしくってぇこっそり作ってましたぁ…。ひとつは目つきのおっかないおっとさんに渡してくんなせえ」
……目のおっかないおっとさん？
貴「あ、アンヤ君のこと忘れてたわ」
アカツキ「アンヤくん、そういえば無事でしょうか……」
カリン「平気じゃない。失格ってこのステージだけでしょ」
貴「責任をもって、パパに渡しとくよ」
ユズ「パパ！！」
と、大笑いするユズさん。と、堪えるように笑うアカツキ君
カリン「というかほっときなさいよそんなやつ」
カリンちゃんが睨みみる先にはムラサキちゃんが源氏くんを膝枕していた。
ムラサキ「で、でもぉ…。なんだか放っておけなくてぇ」
貴「ムラサキちゃん…」
ムラサキ「起きたら言ってあげたいんですぅ。あたすにとって先生は十分、キラキラの【源氏ヒカル】に見えたんですぅ……」
カリン「ムラサキちゃん……」
カリン「じゃあ、私が代わりに4・5発殴るわ」
アカツキ「なぜでしょう…源氏くんあのまま起きない気がします」
貴「ずっと寝ててもいいんじゃない？」
アカツキ「Aさん？！」
その後、ワイワイしながらムラサキちゃんが作ったカップケーキを食べおわると
ムラサキ「ほんとに好きな人たちに食べてもらえて……あたすは幸せ者ですぅ」
ヒミコ「ムラサキ……？」
ムラサキ「時間みたいですぅ……」
そう言って消えかけるムラサキちゃん。
ヒミコちゃんは泣きそうな顔をしてムラサキちゃんを抱きしめる。
ムラサキ「おっかさん」
そう言ってヒミコちゃんを抱きしめ返す
ムラサキ「おっとさんと、Aさんもあの……あのね最後にギュッてしてください」
私は無言でヒミコちゃんの上からムラサキちゃんに抱きつく。
悲しくなる。そして実感する。これは『リアル』なのだと。
貴「ムラサキちゃん」
ムラサキ「？」
貴「沢山気持ちの入ったカップケーキ、美味しかったよ。こっちも笑顔になるくらい(ﾆｺｯ」
ムラサキ「！」
それは良かったですぅ
そう言ってムラサキちゃんは消えていった
ユズ「……学園ごと消えるのか……」
アカツキ「染色体」
私は、ヒミコちゃん無言で後ろから強く抱きしめた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 126人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「二次創作」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミー - 爽さん» 爽様、コメントを返すのが遅くなってしまい申し訳ございません。ありがとうございます！！そう言ってもらえるととっっても嬉しいです(*^^*)期待に応えられるよう頑張ります！！これからも『モノクロ』をよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年11月2日 23時) (
レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
爽 - とても素晴らしい作品です！カイコクさんがカッコイイ… これからも頑張ってください♪ (2019年10月21日 20時) (レス) id: e25b731dd7 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - はるさん» はる様！コメントありがとうございます！！！そのように言っていただけるなんて……感動のあまり、目から汗がっ(´TωT｀)これからもよろしくお願いします！！ (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 鬼ヶ崎カイコクさん» ご本人にそう言って貰えるとは……嬉しいです！！これからも、頑張りますね！ (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 鬼ヶ崎カイコクさん» 私もそう思うでェ (2019年9月7日 1時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミー | 作成日時：2019年2月3日 0時
