愛して.愛されて【鬼滅の刃】

夜,月明かりの下で舞を踊ってみた(その2) ページ10

〇猗窩座

何を思ったのか立ちっぱなしのまま
見つめていた後、貴方の横に立ち、

巧妙に腕を使い見様見真似をし始める。

二人揃いとても美しくなる。

｢踊るのもいいが…、
やはりAの姿を見ていたいものだ。｣
と踊りを諦め座り込む。

貴方を見ている猗窩座の瞳はとても満足そうで
緩く口角も上がっていた。



〇錆兎


｢真菰にも見せてやりたいな｣と、微笑む。

何処からか竹笛を取り出し踊りに合わせて
吹き始める。

時々目が合う時に笑う錆兎がカッコ良すぎる。


｢綺麗だ。A｣
目の前に立ち、頬に手を添えながら言う。

宍色の髪が月明かりに照らされ濃く、
鮮やかに見え、より錆兎の色気が増す。

｢ずっと踊っていようか｣そう言い,手をひく。



〇冨岡義勇

｢魅入られた｣と呟く。
自然にでてきてしまった言葉のようで、
慌てて口に手を添える。

ありがとう。なんて笑いかえせば
｢っ、、｣と歯切れの悪い顔をしたいた。


ほんの少し頬を赤らめて冨岡は
｢もっと見ていたい｣とそっぽを向きながら言った



〇宇髄天元

｢たまには悪くないな｣と
いつもとは違う雰囲気で 髪を下ろし
酒を飲みながら言う。

踊る貴方を見て高揚が抑えられない。

それを隠すように宇髄も好きなように舞を始める。


｢(襲う、危ねェ)｣
と思いながら共に踊っていた。




〇時透無一郎


｢…何やってんの？｣
真顔で聞かれる。

舞を踊っている。と返すと、ふーん と
冷たい返事が返ってくる。

けれど、そんな冷たい態度とは裏腹に
踊り終わるまで見ている時透。


｢……A｣
自分でも驚いたような顔をしていた。

俯せになり、

耳をすませば聞こえるくらいの声で
｢………綺麗だった｣と言う。

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