今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:3,002 hit
小｜中｜大
１ ページ3
迅side
本部の会議室に繋がる廊下を歩く。
S級であるからかはたまた玉狛支部であるからか
いや両方か、本部に来るといつも目立つ。
別に目立つことは嫌いじゃないしそんなに気にならないけどどこにいても騒がれるのは結構面倒くさい。
そして今も注目されてる訳だけど
今日はやけに騒がしい。
多分その原因は俺の隣に歩いてるヤツ
「ほーんとお前は人気者だなA
この実力派エリートが霞むよ」
そう言うと不機嫌そうな顔をしてこっちをみるそいつ。
「いや人気者って言うかこれは悪目立ちですよね」
「要は人気者だろ」
「それはポジティブすぎですよ」
苦笑いをしながら顔を逸らされる。
「もう慣れましたけどねー」
なんて少しの悲しみと諦めそんな負の感情が込められたような顔をした
顔を逸らしたそいつの顔を俺はじっと見る
「？…なんか付いてます？」
「いーや」
そう言いながAの頭に手をおいてぽんぽんとする
今日も見える
こいつの死ぬ未来
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：高杉 | 作成日時：2018年6月14日 20時
