#85 ページ8
Aside
今日は探偵社へ戻ることを約束に
私は一度家へ戻った。
先刻までの怠さは嘘のようで
家へ向かう足取りも幾分か軽かった。
太宰さんは言った。
その選択をしたのはその人の意思じゃなくて
誰もが逆らえないサダメなんだと思うんだ。
と。
今私がこうしているのも気づいてないだけで
本当はそういうシナリオなんだとすれば。
私は何も悪くないし
お母さんやお父さんのせいでもない。
なにも間違いじゃなかった。
だって現実は今しかないんだもん。
片付いたお父さんの部屋で呟く
『ソウル・コンタクト』
もう絶対、過ちだなんて思わない....
・・・
「体はもう大丈夫なのか？」
『うん。見てたんでしょ？』
「はは、そうだな」
久しぶり、そんな会話はなかった。
『この間話したんだよね？』
「ああ、Aの異能力の中で」
あれは夢でも幻でもなかった。
それが今立証された。
だったらもう本題に入ろう。
『お母さんもそこにいるの？』
「あ...あぁ、いるよ」
『なんで話させてくれないのか聞いて欲しい』
「...駄目だって言ってる」
嘘。全部嘘。
もう全部わかっちゃったんだよ、お父さん。
『お父さんが勝手にそうしてるんでしょ？』
「...何を言ってるんだ？」
その間はなんなのよ。
『どんな手をつかったのか知らないけど
どうしてそうまでして記憶を隠したがるの』
「ほしかったら太宰さんに戻してもらえれば良いじゃないか。良かれと思ってやってることだから、こちらからは解きたくない。」
『太宰さんには無理なこと、知ってるくせに』
....沈黙が続いた。
『今日は一旦ひくけど少し頭冷やしてよ。
私はお父さんの娘...なんだよ...』
"所有物じゃない"
ありふれたこの言葉を言おうか悩んだ。
でも、お父さんとの関係はやっぱり
拗らせたくなかった。
ここから、どう進めば良いのだろう。
・・・
事態を展開させすぎたかな汗
お恥ずかしい話、体調崩して倒れてて
頭回ってなくて突拍子もないことに。
拙い文章ですみません。
次回更新までに数週間あくかもですが
ご理解いただけると幸いです。
以上、中木寸がお届けしました。
来月は沙奈さんです！
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中木寸(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます！大変励みになります。よければ最後までお付き合いくださいヾ(*´∀｀*)ﾉ (2018年5月4日 19時) (
レス) id: f9edf98cd8 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - すごいみなさんキャラの口調等が上手ですね！最初から読ませてもらっていますが流石ですね。これからも応援しています！頑張ってください！ (2018年5月4日 18時) (レス) id: 03d076c9eb (このIDを非表示/違反報告)
中木寸(プロフ) - 碧唯さん» コメありがとうございます。もしかして一気にですか？！それは嬉しい限りです(*’▽’) これからもよろしくお願いします♪ (2018年1月15日 14時) (レス) id: f9edf98cd8 (このIDを非表示/違反報告)
碧唯(プロフ) - 最初から読みました！面白かったです！！頑張って下さい(・ω・ ) (2018年1月14日 23時) (レス) id: 55280dc4c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中木寸&沙奈 x他1人 | 作成日時：2018年1月13日 21時
