黒く美しい少女は“ヴァリアー編Secondo” (ページ4)

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標的112 雲雀恭弥VSゴーラ・モスカページ4

雲の守護者バトルの戦闘フィールドはクラウドグラウンドと言うフィールドで行われる。

雲の守護者の使命は‥‥

“何ものにもとらわれることなく独自の立場からファミリーを守護する孤高の浮雲”

チェルベッロはそれ故に最も過酷なフィールドを用意した。

四方は有刺鉄線で円形に囲まれ、8門の自動砲台が30m以内の動く物体に反応して攻撃する。

また、地中の中には重量感知式のトラップが無数に設置され、警報音の直後爆発する。

あまりに過酷なフィールドに了平達は焦る。だが恭弥は絶対にやれると信じていた。

しかし、今ツナくんがいないのをいいことに彼は逃げただのと言いたい放題するヴァリアーに獄寺くんは食いつく、すると山本くんが獄寺くんの肩に手を置き「ヒバリはうちのエースだから、絶対に負けない。だからツナは来る必要が無いんだ」と言った。

なかなか良い言葉で返す山本くんに私は関心した。

だが、XANXUSはエースという言葉を呟くとそいつは楽しみだと高笑いした。

***
まるで戦場のようなフィールド立つあの機械、ゴーラ・モスカは初めて目にした時から気になっていた。あんな奴はリストには載っていなかった‥‥つまり能力は未知数、油断は出来ない。

‥‥と言いたいところだが、その心配は無さそうだな。

バトル開始直後になんとゴーラ・モスカは飛んだ。右手の指先に仕込まれた銃で弾を打ちまくる。

恭弥はその攻撃をすべて躱しながら、突進する。

ガキインッ‼

右手のトンファーでゴーラのモスカ頭を叩き。

ゴキャッ!

もう片方は腹を刺し、

グゴオンッ‼

最後には腹を刺したトンファーで右腕をもぎ取った。

どうやら恭弥はあのゴーラ・モスカを眼中に入れていなかった様子。家庭教師であるディーノさんとの修業のおかげだろう。

ゴーラ・モスカは後ろへ倒れ、壊れて爆発した。ちゃんとハーフリングも奪い取りリングを完成させた。

瞬殺で倒した恭弥にチェルベッロを含めた殆どが何も言葉を発せなかった。

「これいらない」

リングに全く興味を示さない恭弥はフィールドの中にいたチェルベッロにリングを渡す。チェルベッロは驚きに驚きが重なり酷く戸惑った。