標的67 黒崎の意思 ページ46
「Aさん危ない！」
・・・誰だ・・・！
意識が少し戻った私は油断していた。誰かが私に刃物を向けて刺そうとしていたのだ。
動こうにもまだ薬が効いているのか動けない体ではどうにも出来ず、刺さると思った瞬間、
「其奴に触れるな‼」
「あるじさまにちかよったらかみつきますよ‼」
バサバサッと羽の音がした。刃物がの気配が少し離れていったのを感じ、恐らく下がったのだろう。
「おや、この烏は・・・」
声を聞く限り小烏丸と今剣・・・六道骸もいるのか。
私は目を開いたが周りがぐるぐると回っていてよく見えなかった、その為僅かに聴こえる音を頼りに他に誰がいるか探した。
「だ、誰⁉」
ツナくんが驚いている様子だった、しかし山姥切はツナくんの発言に無視した。
「あんたが六道骸か？」
その声は山姥切・・・か・・・？
「そうですが、誰です？貴方は」
「名乗る気は無い」
山姥切は骸にそう言い捨てた。ここで名乗ると後々面倒な事になるからだ。
山姥切・・・終わったのか？
(全くあんたは無茶ばかりするな・・・。ボンゴレの本部にここへ来るようにした、もう時期来るだろう)
頭の中で山姥切の声が響いてきた。契約を結んでいる刀剣とは心の中で会話する事が出来る。
そうか・・・悪いが私は今見ての通り体が動かない。だから山姥切、沢田綱吉を守れ・・・
(・・・それは依頼を引き受けると言うことか？)
いや違う、もうあの依頼に引き受ける気は無い。
ここ数ヶ月で彼を見たが私は彼を護衛にする必要が無いと判断した。だが、彼の今までの行動を見てわかった、彼の中にある何か・・・それは“優しさ”だ。誰も傷ついて欲しくない、たとえどんなに酷い事をした相手でも大空のように広く包み込むように優しくする。そんな彼だからこそ私は何故か助けてやりたいと思った・・・。
これは・・・私個人の意思だ。依頼ではないが・・・やってくれるか？
山姥切は少し黙っていたが答えてくれた。
(俺達はただあんたの命令に従うだけだ。それが仕事の依頼だろうがあんたの意思だろうが・・・)
・・・ありがとう、山姥切。
私は安心し、また視界が真っ暗に閉じた。
目が覚めた時、私が初めて目にしたのは真っ白な天井だった。
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☆にゃんロック☆(プロフ) - 応援ありがとうございます！これからも頑張って更新して行こうと思います！ (2018年5月6日 12時) (
レス) id: c4cf9f69dc (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - あと今後他の作品を作る予定があったら雲雀か骸の姉か妹か娘か幼なじみがトリップか転生かコラボした刀剣乱舞かKかワンピースかフェアリーテイルかワールドトリガーの作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも体調に気をつけて更新頑張ってくださいね (2018年5月5日 22時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く凄く大好きで気に入った作品で最初から読んでます雲雀が大好きで今後の主人公と雲雀の関係が気になりますしできれば雲雀オチの両思いになて欲しいですあとヴァリアー編はツナ側で雲雀とディーノの修行に混ざる話が読んで見たいです虹の代理戦争まで書いて欲しいです (2018年5月5日 22時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
☆にゃんロック☆(プロフ) - ヴァリアー編で書けると思います。 (2018年2月28日 15時) (レス) id: 6ab6ca145e (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 初めから読ませてもらってます！本丸にザンザスがクルみたいな話はできませんか？ (2018年2月27日 11時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆にゃんロック☆ | 作成日時：2018年2月7日 0時
